晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

2021衆議院議員総選挙から徒然なるままに その1  芳野連合会長 枝野辞任 小川淳也 

2021-11-02 16:56:56 | Weblog

2021衆議院議員総選挙から徒然なるままに  芳野連合会長 枝野辞任 小川淳也    

 

立憲民主党の惨敗を考える。

連合の芳野新会長は就任早々から「共産の閣外協力はあり得ない」とずいぶんとハッキリと本音を言う方だと思っていた。連合に組織化されている労働者は、大企業や官公労の正規労働者で一定の生活保障を得ている勝ち組と考えると納得できる。既得権を失いたくない、守ることに必死なのだ。組織労働者(連合)の意識はすでに保守だ。悲しいかな困窮者に対する連帯などという考えは微塵もないのだろう。

では、派遣、非正規、失業・・生活困窮者のことを本気で考えている党があったか。実態を掴んでいて実感を持ち合わせて主張していた候補者はどれだけいたか。口先だけの主張はバレバレだった。そう言っている自分の会社員時代を振り返ると、会社の危機に際しては、現有社員の生活を何とか守るため、新規採用の抑制、非正規化、外注化などのコストカットをやったこともあった。そして僕ら世代は定年退職、年金暮らしへ。そのツケが今の世代の情況につながったともいえよう。

 

未だにここまで有権者のあいだに日共アレルギーがあるとは。与党からの日共批判が効いた。寿都の片岡町長がから久しぶりに聞いた肌感覚という言葉。日米安保、自衛隊、天皇制など日共のアイデンティティを棚上げしても、国民には理論的にではなく感覚として受け入れられないものがあるのだろう。その理由のひとつは、党が開かれていない、党内の議論が外部から見えない、もしかしたら議論など無く、党中央の指示による上意下達ではないのか。それは国会議員よりも中央から派遣されている青山道委員会委員長の権限の方が強いことからも推測できる。

かつてかたくなに自主独立路線で結果的に自民党を助けていた日共がなぜ共闘に前向きなのだろうか。僕は党の財政が苦しくなり供託金を節約せざるを得ないのではないかと思っている。機関紙アカハタの購読部数減、高齢化による党員減などによる収入減だ。衆議院小選挙区当り300万円、法定得票数に達しないと没収される。300万円×200人で6億円だ。

今回の結果で、野党共闘に日共を含めるか否かは議論になるだろう。ただ、来夏の参議選の選挙区は中選挙区制だから日共との共闘の是非はとりあえずペンディングできる。(11.3訂正:1人区が32ありました。)

 

枝野代表辞任のニュースが入ってきた。身の処し方としては当然だ。「政権交代」の絶叫は誰しも現実的とは感じていなかったのではないか。これ以上自民党の横暴を許さないために、少しでも野党勢力を増やしてほしい位で良かったと思う。滑ってしまった。後任には、少し発言が危なっかしく希望の党経由だが、「なぜ君は総理大臣になれないのか」(大島新監督)の主人公小川淳也も面白い。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする