晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

1980年代とは

2006-08-06 10:52:30 | Weblog
 『バブル文化論 <ポスト戦後>としての一九八〇年代』
(原 宏之、慶應義塾大学出版会2006)を読んでいる。
 著者の原氏は、1969年生まれ、若い研究者である。

 この本の中で、バブル文化は、'86~'93までと定義され、
その移行期が'86~'88,その前の'84~'86を「戦後からの断絶期」、
'80~'83を戦後、戦後後の混沌、流動期としている。

 また、世代では、'46~'52が団塊の世代、'53~'59はポスト団塊
(しらけ)の世代、'60~新人類世代・・とされる。

 自分が、どんな世代に属し、その頃どんな社会の中でどう
生きてきたかを振り返るのはなつかしさを思い出すだけではなく、
意味あることではないだろうか。

 ポスト団塊世代(しらけ世代)とされる私の'80年代は、
20代後半から'30代前半に当たり、学生気分が中々抜けない状態で、
就職、結婚、子育てと日常的な出来事とともに、'70年代的なものも
引きずっていたような気がする。(考えてみれば、今もか。)

 そういう意味では、バブル文化は私の生活とは全く無縁
と思われるが、世の中の動きは、「平成」になってからの
この暗さから言えば、バブルそのものだったのだろう。



 私は、西暦派だが、「昭和」と西暦の換算は、簡単だったのに、
「平成」になってからは大変わかりにくくなってしまった。

コメント (2)
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