晴走雨読

晴耕雨読ではないが、晴れたらランニング、雨が降れば読書、きままな毎日

ゲド戦記Ⅲ

2006-08-24 20:07:27 | Weblog
『ゲド戦記Ⅲ』ようやく3巻目を読破。

 大賢人になったゲドは、ある地域の災いを取り除くため、王子
アレンを連れ立って航海に出る。

 本巻では、ゲド本人は寡黙であまり気持ちを表さない。反対に、
アレンの心理描写が楽しめる。

 航海の間、アレンは、ゲドに対する「信頼」と「不信」、「共感」と
「反発」の間で揺れ動く。

 私たちの日常でも、子どもが親に、部下が上司に抱く気持ちが
思い浮かぶ。

 昔、私の上司が言いました。「俺に付いて来るな」と。


 『ゲド戦記』は、ストーリー展開で読ませるというより、
心理描写など読み手の読み方により幾通りにも解釈できる
面白さ、再読すればきっと違った受け止めもできる多面的な
物語です。

 長編なので、少々しんどいですが。






コメント (3)
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