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岡島秀樹、16試合無失点の記録

2007-05-16 06:38:43 | Weblog
レッドソックスの岡島秀樹投手は公式戦初登板の初球で放たれた一発を今でも胸に刻み込んでいる。しかし、それを忘れずにいることが、現在の16試合連続無失点という抜群の安定感を生み出していた。

4月2日の開幕戦(対ロイヤルズ)、岡島は6回から3番手として登板した。対戦したのはバック。記念すべきメジャーでの初球はセンター右のフェンス外へ。ストライクを奪いにいった外角低めの甘い直球を痛打され、「あんなに飛ぶとは…」と肩を落とした。

今でも、「あのホームランが僕としては屈辱的な一発でした」と、決して忘れることはない。ただし、逆に「あの球さえ投げなければ長打はないと思っています」。どこに投げれば打たれるのか、最初の1球で分かったのは大きな収穫でもあった。

得意のカーブに加え、シンカー気味に落ちるチェンジアップを投げるようになり、ストライクゾーンを「ハ」の字に有効活用できるようになった。ストライクゾーンは高低も利用し、ときおりボールをシュート回転させてみたりしながら打者を惑わしている。球種は3つ。しかし、それぞれに微妙な変化をつけることで七色の変化球にも等しい効果を生んでいる。

。「ボールのキレとかよりもコントロールを重視しています。ボールのスピードが落ちたとしても、際どいところに投げれば打球は野手の正面に飛んでいく。そういう意味でコントロールは大切だと思っています」

四球を出すぐらいならヒットを打たれた方がまし。慎重さと大胆さのバランスが成功の秘訣だ。