日本人の性質なのか・・

大阪地検特捜部の押収資料改竄（かいざん）事件で、主任検事の前田恒彦容疑者（４３）の証拠改竄を隠蔽（いんぺい）したとして、最高検が逮捕した前特捜部長の大坪弘道容疑者（５７）と、前副部長の佐賀元明容疑者（４９）が今年２月上旬、前田容疑者に「過失ということにしろ。絶対に改竄だとは認めるな」などと指示していたことが、検察関係者への取材で分かった。前田容疑者が最高検の調べに対して供述したもので、最高検は改竄が発覚しないように大坪容疑者らが積極的に隠蔽工作を図り、前田容疑者の立件を免れようとしたとみて、慎重に調べている。(産経新聞)

職業人あるいは社会人としての良識よりも

組織のルールを優先するというのは日本人の特質なんでしょうか？？

日本の官公庁や大企業で同じようなことが繰り返されているように

思われてなりません。

こうなってくると

教育に問題があると言わざるを得ないような気がします。

集団の中の規律性や秩序を守ることは確かに大事ですが

一人の人間としてやってはいけないことよりも優先してしまうというのは

異常ですが

同じようなことはどこの組織でも多かれ少なかれやっているのが

今の日本の現状だと思います。

心が暗くなります・・


私が在籍していたことのある会社では

これがさらに極端である役員の言いなりになって

無理と道理をひっくり返すことのできる人だけ偉くなれるという

信じられない状況になっていました。

私はさすがに無理と道理をひっくり返すところまではできなかったんで

その会社は辞めましたが・・
（地元では誰でも知っている会社なんですけどね・・）

話がやや横にそれましたが

やっていいこととやっていけないこと

子供にでも言って聞かせるようなことが

エリートといわれる人たちでも境目がつかないという

この国はいったいどうなってしまうのでしょうか？


これに関しての話題ですが

先週の日曜日の9時からのNHKの特番が非常に面白かったです。

江川詔子さんが取材しての印象として

これは組織ぐるみの問題と厳しく指摘していたのに対し

検察OBの方が「わしらのころはこんなことはしなかった・・」

の一点張りで議論が全くかみ合っていませんでした。

江川さんは弁護士サイドの取材をする中で今回のように異常と思われる

操作プロセスが数多くあるという指摘でしたけど

そのような事実を受け入れられていないリアクションを取っていたのが

奇矯でした。

日本人はかなりやばいところに来ていると思います。