~釣りたいサカナは星の数ほど~

おかっぱりルアーでいろんなサカナを釣るブログ(現在285魚種)

6月7日(金)の八重山諸島

2013年06月07日 | 釣り(沖縄)
◇5:30~6:30 西表島(KNS)◇

遠征2日目の朝は、昨日と違う漁港にアタックしました。

まずは、港内のスロープでフィーディングにきているであろうサカナを狙います。
すると1投目からヒット。


コトヒキ27cm

グゥグゥと浮き袋を鳴らして抗議してきますが、容赦なく食材として確保です(笑)

スロープではこの1匹以外に反応ないので、すぐに防波堤に移動します。

が、ここではオキザヨリのバイトが1回のみ。
アオリイカもバイブを抱きにきてくれましたが、フックアップせずでした。
(エギもってくりゃよかった。)



◇6:30~7:30 西表島(BNY)◇

早々に漁港を見切って、すぐ近くの中規模河口に移動しました。

が、この河口も生命感まるでなし。
のんびり泳ぐボラを見ただけで終了しました。



◇11:00~14:00 西表島(ZNU)◇

この日は大潮で、昼間に最干潮になります。
今回の遠征のメインイベント、リーフエッジでの釣りに挑戦です。

波が高ければ諦めようと思ってましたが、この日は追い風となる風向きで、ほぼ凪状態。
ハブクラゲやガンガゼ等に怯えながら、歩きにくいサンゴ帯を越えて行きます。

完全に潮が引ききるまでは、インリーフでのライトゲーム。
ガツンとミノーをひったくったのは、


ヒトミハタ27cm

そうこうしてると潮も引いてきたので、ロッドを持ち替えてリーフエッジまで移動。
眼前に広がる壮大な景色にちょっと感動してしまいます。
このポイントはドロップオフが近いので、いかにも大物が潜んでそうです。
もちろん、周期的な大波にも注意は怠りません。

記念すべき(?)リーフエッジ1投目からヒットしてくれました。
30cmくらいの青いサカナです。イッキに寄せて抜き上げました。
が、きちんとサカナを確認する前にフックオフでサヨウナラ。

そもそも足場がサンゴなので、ランディングが難しいんです。
これは慣れるしかないんでしょうね。

その後は、ダツと思われるバイトが2回ほどあるもフックアップせず。

なんとか小さいサカナをキャッチ↓


ニジハタ18cm
でも、狙っているのはこんなサイズじゃないんです。

そろそろ潮が満ち始める時間になりました。アッというまです。
ここで無理して粘っていると岸に戻れなくなってしまいます。

「そろそろラスト1投かな。」と思っているとドスンとヒット。
その瞬間、ドラグが ジーーーーーーーーッ!と唸ります。

周囲は障害物(サンゴ)だらけなので、ドラグはかなりキツメに設定していたつもりです。
でも、そんなことはお構いなしにラインが出されていきます。
左手はロッドエンド、右手はフォアグリップを握り、ロッド角度を45度にして耐えます。

ジーーーーーーーーッ、ジーー、ジジッ

ようやくファーストランが止まりました。

しかし、すぐにセカンドランが始まります。
またもドラグがジーーーーーーッと止まりません。

ちなみにタックルは、ショアガン96H+ブラスト3515SHにPE1.5号+フロロ8号。
普段自分が使っているタックルに比べれば、恐ろしくヘビーな設定なんですが、
目の前の海に沈んでいるであろう無数のサンゴの根と、サカナのサイズを考えると不安になります。

選択肢1「根に潜られるのを防ぐためにドラグを締めるか?」
選択肢2「強烈な突っ込みをいなすためにドラグをこのままにするか?」

短い時間で悩んでいると、セカンドランが終了。ポンピングでなんとか寄せられます。
「ここは選択肢2でいこう」と判断。サカナの勢いも弱まってきたからです。

「なんとか獲りたい!」祈るような思いでリールを巻きます。

しかし、ヒットポイントから1/3くらい寄せたところで、サカナが強烈な抵抗をみせます。
横に走られ、とうとう根に潜られてしましました。
ロッドをあおってもびくともしません。

仕方なくラインを弛め、油断して出てきてくれることに最後の望みを託します。
数分待ちますが、出てくる気配はなし。
再びロッドを強くあおると、重量感がなくなっていました。

…痛恨のバラシです。

回収したルアーはサカナの歯で傷だらけ。リーダーもザリザリになってました。
おそらく、デカいフエダイ系ではないかと思いますが、
サカナの姿をみていないので、わかりません。

このバラシの直後、強風が吹き始め、雨まで降り出しました。
突然の嵐のような状態です。
バラシのショックでしばらく呆然としていたいところですが、急いで避難しました。



あのときドラグを締めていれば? …わかりません。
経験の無さがでたカンジです。
とりあえずラインは強化しなきゃ、とボンヤリ思いました。



◇16:00~17:00 西表島(BTG)◇

マズメまで時間があるので、昨日ライトゲームを楽しんだポイントへIN。
天気はすっかり回復しています。

サクサクっと小型ミノーを撃っていって、


コチ29cm。昨日と同じヤツ?

コトヒキの群れも入ってきましたが、タイミングがあわずにヒットしませんでした。
10cmくらいのフエダイを数匹釣って、このポイントをあとにしました。



◇17:30~20:00 西表島(KUF)◇

マズメは昨日と同じ漁港へ。

ベイトフィッシュが岸近くをウロウロしているのが見えます。
ときどき小さなボイルも起きています。
当然「釣れそうだな」と期待が高まりますよね。

沖に向かってバイブやシンペンを投げていきますが、
予想に反してバイトはありません。

「もしかしたらベイトのサイズが小さい?」
そう考えて、ルアーを60mm10gのバイブへ変更し、
沖ではなく岸と平行にキャストします。

これが正解。
ドスンと重量感のあるバイトを得ます。

フッキングして体制を整えると同時に、
ドラグが鳴ってラインがドンドン出されます。

ちなみにタックルは、ショアガン90ML+ルビアス3500にPE1.2号+フロロ6号。
「ここは防波堤なので、リーフエッジと違って多少ドラグを出しても大丈夫。」
なんて思っていたんですが、甘い考えでした。
サカナが想定外に大きいんです。ライン出されすぎです。

プツンッ

ラインブレイク…

昼間に続いてやってしましました。
悔しくて思わず叫んじゃいましたよ。
せっかくのチャンスをいかせなくて情けない…。

しかし、落ち込んでばかりもいられないので、
ラインシステムを組み直してキャスト再開です。

しばらくすると、さきほどバイトのあったのとは反対の方向でボイル発生。
すぐさま岸と平行にキャストするとドスンとヒットです!

サカナは岸に向かって走り、数メートル先のテトラに突っ込んでいきます。
さっきの教訓をいかしてドラグは締め込んでいるので、パワー勝負。

ですが、サカナをテトラから引きずりだすことはできず、
ラインがギシギシとテトラに擦れます。
いつ切れてもおかしくない状況に、もう心臓はバクバクです。

ロッドを立てて、さらに強引にリールを巻きます。
すると、やっとサカナがテトラから顔を出してくれました。

イッキに寄せにかかりますが、そこから何度もテトラに突っ込まれました。
でも幸運にもラインはブレイクしません。
ゴリゴリの強引ファイトで、なんとかサカナをネットに収めることができました。


ゴマフエダイ46cm

体高があって尾も太く、かっこいいサカナですよね。
メチャクチャ嬉しいです。写真を撮りまくりました(笑)
さっきバラしたサカナのほうが大きそうでしたが…、
遠征でこのサイズが獲れれば満足です。

このあと、岸近くのボイルを撃って追加↓


ニセクロホシフエダイ25cm

こうして長くて濃い遠征2日目が終わりました。



 釣果
  コトヒキ 27cm
  ヒトミハタ 27cm
  ニジハタ 18cm
  マゴチ  29cm
  ゴマフエダイ 46cm
  ニセクロホシフエダイ 25cm