本家ヤースケ伝

年取ってから困ること、考えること、興味を惹かれること・・の総集編だろうか。

何を今更。

2007-08-02 19:54:20 | 世界
「赤城の更迭なら今すぐ出来る」という私の忠告に従ったのか(笑)安部ポンは昨日朝まで「続投」を表明していた赤城を官邸に呼びつけ「一から出直したらどうか」とクビを言い渡した。「何を今更」である。この男は何かいつもピントがずれている。お前だよ、お前。一から出直すべきなのはお前だろうが!・・ところで『豪邸』に住まう彼の両親が当初なぜ「事務所になんか使われていませんよ」などと自分の息子を売るような話をしたのか私にはその意味がわからなかったが、今日の「ムーヴ!」によれば、彼は石油会社を経営する長男と折り合いが悪く、母親はその長男派だから「私の目の黒いうちは次男(更迭された大臣)のいいようにはさせない」と日頃から言っているということである。何があったのか知らないがこんなことまで暴露されたのでは彼の政治生命にも響いて来るだろう。そうかと思えば、中川と青木は選挙前実は「40を切ったら安倍退陣」で合意していたんだとNHKの朝7時のニュースは突然流した。これも「何を今更」である。しかし党内には「次がいない」のだから、だとしたらここは野党に次を譲るしかない理屈である。安倍ポンの「逆襲」は当面秋の特別国会で自衛隊「特措法」の延長に反対する民主党の「国際(協調)感覚の欠如」を最大限にアピールすることしかない。今回参院選は「自民党よ目を覚ませ!」という一時的な「お灸」に過ぎないからそこをつけば保守票は戻って来るという希望的観測があるのだが、果たしてそうか。公平に言って、私には伊達や酔狂で今回の投票行動があったとは到底思われない。地方区で6対23、比例区でも大差という結果は自公にとって極めて深刻で、自民の宣伝に惑わされることも恫喝に屈することもなく、選挙民はよくよく考え抜き思い詰めた上で民主を選択したのである。今後民主党に重過失がない限り、この流れをひっくり返すことは不可能である。中川などは政治資金を「1円以上は領収書」などとぶち上げているが、宮崎県・奈良県に顕著だったように元来「買収と供応・利益誘導と裏金」を主要戦術とする自民党にそんなことは逆立ちしても不可能だから『日刊ゲンダイ』には「やれるもんならやってみろ」と笑われてしまうのである。かかる自民党に何ら厳しい注文が出来ない財界もお粗末なアホ揃いであって、『政財官三位一体』の支配構造は今音を立てて崩壊しつつあるように私には見える。 . . . 本文を読む