一方にその土地に住み、土地の漁獲物を食べたため心身に重度の障害を負ってしまった人たちがいる。他方住む家がないため日々一夜の仮の住処を求めて歩く人々がいる。言ってしまえば、放っておいてもそれなりに生計を立てて行くことの出来る家庭のことは取敢えずは無視してでも、緊急の困難に直面しているこれらの人々の面倒をなんとしてでもみてあげるのが行政の急務の課題ではないか。これを「証拠がない、立証せよ」というのでは社会保険庁と同じである。まして「生活保護申請書」そのものまでどこかへ隠してしまう役所の人間など、そもそも公務員としての資質資格が問われる。良識ある人間としてもどうかだ。事実保護を打ち切ってある男性を自殺にまで追い込んでいる。ひどい話だ。年金を貰えず、奥さんの年金だけで生活している老夫婦の話も聞いた。七万程の年金から必要経費を引くと、日額500円が夫妻の食費で、朝と昼は百円ずつ、夕飯には300円を充てているというのである。これでは『食』に限って言えばホームレスの人を凌ぐほど過酷な日々になってしまうではないか。これは「役立たずの老人などどうなってもいい」という露骨な弱者切り捨て施策ではないのか。いつだったかテレビで社民党の阿部さんがこの話をしようとしたら自民党の何たらは「それは何人いますか?」とその話を遮った。まるで「一人二人の自殺など問題にならない」とでも言いたげである。我々はそういう自公政権の実態を毎日見続けていることを忘れるな!・・まったく、この国はいつからこんなふうになってしまったのか。『政・財・官』三位一体の支配構造が諸所で破綻を来たしているということは今や覆うべくもない事実である。その悪の頭目=自民党が目眩ましにちょっとばかり席順をいじったというくらいで大騒ぎを演出して見せる読売などは『大政翼賛会』に戻るつもりか、もう戻ってしまったのか?!・・というわけで、今日は水俣病とネット難民の話題を少しだけ考えてみましょうか。 . . . 本文を読む