8/15を「終戦記念日」などと言う。が、「終わった」のではなく「降伏した」=「負けた」のであること自明。熱暑の中出掛けて『映像で綴る20世紀の記録』のDVDを2本思いつきで買って来た。vol.5「1940-1949」とvol.8「1970-1979」である。うち、vol.5を早速見た。「真珠湾攻撃~広島・長崎へ原爆投下」と副題があるが、元々イギリスBBCとフランスPathe社の映像ということだから、40年のダンケルク脱出から49年の中華人民共和国樹立まで、七つのエピソードが「映像」で語られている。コダックの各種ブローニーが1900年からの登場だから、我々人類が「動画実写」を知ったのは、せいぜいのところこの百年程の間でしかない。20世紀に人類は天使にも悪魔にもなってさまざまな変容を遂げた。ナチスドイツの「ホロコースト」の映像は死屍累々、虐殺され蝋化し、うずたかく積まれたユダヤ人の映像には今更ながら言葉を失った。600万人の虐殺。敗戦直後のドイツ人らは強制収容所の実態を自分の目で見ることを強いられたそうである。わが国はどうか。「迷惑をかけた」ことを「反省」はするが、「集団自決」の軍による強要など証拠はない。「従軍慰安婦」に軍が関与した証拠はない。「河野談話」は証拠がない。「百人斬り」など知らない。「731部隊」も知らない・・云々と、旧日本帝国軍隊の蛮行・実行行為を逐一曖昧化し学校で教えようともしない極悪非道の政権が半世紀以上に亘ってこの国を牛耳っている。その最後のプリンスが異様で異常な安倍ポンである。これを官邸から放逐しようではありませんか、ご同輩。 . . . 本文を読む