昨夜この紀事を書いたつもりなのですが、興奮していて投稿のボタンを押さないままログアウトしてしまったようです。それで再度書き込み。
第5戦までは完璧な内弁慶シリーズだったので、広島に戻った昨日、また広島が息を吹き返すんだろうか、と心配しつつテレビを見ていたのでしたが、そして7回終了時点までは、追いつ追われつ4-4の同点、どちらに転んでもおかしくない、という展開だったのでしたが、8回表2アウトから、西川、中島、岡の3連打で満塁に。
バッターは中田、何度も何度もチャンスを潰して来た中田だったので、あんまり期待しちゃいけないよなあと思いつつ見ていたら、粘りの打席で四球押し出しで1点差。
次はネクストバッターズサークルでバットを振っていた大谷を下げてリリーフピッチャーのバースがそのまま打席へ。ピッチャーだからもともとあんまり期待は出来ないところ、何となく打ちそうな感じ。で、打った。単打で2点差。
次はレアード。期待は高まる。満塁ホームラン!10-4と簡単に逆転出来ない点差まで拡大。
その裏バースはとんとんと三者凡退に片付け、9回裏は谷元。今期一番頼りになった投手を送り出し、期待通り0点で締めくくってくれました。日本一だ!やったー!
ただ、栗山監督が、実はあんまり実感がないと言っていたように、私も何か中途半端な感じがする。確かに日本一にはなった。が、圧倒的な強さで他を圧倒していたわけではない。失敗もいろいろあった。不調な選手もいた。中田は再三好機を潰してきたしホームラン数も期待通りではない。大谷もよくやったとはいえ、ピッチャーとしては10勝しか出来なかった。
陽はシーズン後半肋骨の骨折にもよるのでしょう、あんまり打てない打席が続いたし、このシリーズも不調だった。田中賢介も打てない期間が長かったし、西川もこのシリーズでは第5戦まであまり打てなかった。ファウルの達人みたいな中島も、シーズン後半はあっさり三振する場面がよくあった。ピッチャー陣にも不安はいくらでもある。
それなのに優勝出来ちゃった。日本一になれちゃった。そんな感じ。まだこのチームは発展途上。一人一人がもっと確実性を増したら、とんでもない常勝チームになれるかも知れない。だから、これで終わりではない。
ソフトバンクは今シーズンの不調をきっと盛り返して、また来年は強いライバルになるでしょう。最下位のオリックスだって、選手一人一人が怪我せず好調を維持すれば、これまた強力なライバルになれるのでしょう。だから来年も優勝出来るかどうかはわからないけれども、チームとしてはもっともっと強くなれる。そんな気がして・・・楽しみだ。