昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

GTM100/1000APOで撮影した月

2015-04-28 09:38:34 | 10cm屈折望遠鏡

10㎝屈折GTM100/1000APO(試作機)で月を直焦点(1.4倍テレコン併用)で撮影してみました。
眼視用屈折ではありますが、シーイングが良かったこともありシャープに撮れたと思います。(kon)

 

弊社ホームページのギャラリーにも公開しました。
http://gototelesco.co.jp/gallery2_moon.html

 


GTM100/1000APOで木星を観測

2015-03-18 09:07:57 | 10cm屈折望遠鏡

 

昨日は春到来という陽気ということもあり、シーイングも期待できそうだったので帰宅後望遠鏡を出して木星を観測することにしました。

 

望遠鏡はすでに完売品ではありますが、GTM100/1000APOの試作機を使いました。画像をご覧いただくとわかるかと思いますが架台はビクセンGPD赤道儀に搭載しています。使ってみて感じたのは全長は長いものの、見た目ほど重くは感じず、組立や取り回しは長焦点機としてはしやすいほうかと思いました。一部鏡筒径をもっと太くしてコントラストを向上させてほしいという声もあったのですが、これをやってしまうとハンドリングが悪くなり、かつ重くなるので、赤道儀も1ランク上が必要にになってしまいそうです。なので業界で標準となっているφ115mmというのは落としどころでしょうか。

 

主役の木星ですが、多少の揺らぎはあるものの口径10㎝ということで十分楽しめるコンディションです。筆者の効き目は飛蚊症もあるので、オルソ6mm(167倍)・7mm(143倍)を中心に使いました。目立つ2本の縞を良く観察すると、縞の濃淡差やうねりは確認できますが凝視することで詳細を追える感じです。あと衛星の影が一つ木星表面に落ちていました。20時を過ぎると大赤斑が姿を見せます。当然見えていますが、赤みは乏しく、最近は小さくなっているせいか少々さみしい感じもしなくはありません。でも大赤斑が見えると木星らしくなってきますので、10㎝の望遠鏡でも見ていて飽きません。あと明記しているg線を飛ばしたことによる2次スペクトルですが、木星を見る限りわかりませんでした。

 

最後はGTM100/1000APOは眼視用をうたっていますが、バローレンズとPCカメラを取付け、動画撮影後に画像処理をしてみました。画像処理が強力なこともあり、眼視では淡くしかとらえていないところも明瞭に表れてきます。口径10㎝でもシーイングが良好であれば、銀塩時代のもっと大きな口径で撮影したものよりもディテールが出てくるのはデジタル時代ならではの恩恵でしょうか。

 

この望遠鏡を企画した筆者のレビューなので主観はいろいろとございますがこの機会に紹介させていただきます。GTM100/1000APOをお持ちのユーザー様にはぜひ木星をご覧いただきお楽しみいただければ幸いです。(kon)

 

 

 


10cm屈折望遠鏡 GTM100/1000APOについて(抽選をおこないました)

2015-01-29 13:03:52 | 10cm屈折望遠鏡

10cm屈折望遠鏡 GTM100/1000APOですが、抽選をおこなわせていただきました。

 

今回抽選をしていただいたのは星の手帖社 阿部 昭氏です。昨年傘寿を迎えましたがその力(酒量も?)は衰えることなく、現在も精力的に出版・グッヅの企画開発をされています。

実は誰にお願いしようかといろいろ思案して、星の手帖社 阿部さんに恐る恐る(笑)お願いをしたところ快諾いただきました。その抽選の様子をブログに掲載させていただきます。

 

阿部さん曰く、この業界でいろいろな仕事や依頼を受けてきたけど抽選をするなんて初めてだよと楽しんでおられました。

 

さて、阿部さんが選んだその結果につきましては申し込みされたみなさまにご連絡をさせていただきます。(kon)

 

星の手帖と阿部昭さんを囲む会(昨年10月)より

http://blog.goo.ne.jp/gototelesco/e/ecfad4703519d576cc7e11d64110f30e

星の手帖社

http://business3.plala.or.jp/starbook/