昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

MARK-X赤道儀用ポータブルピラー限定販売について

2019-01-29 11:01:17 | 製品情報

2018年の星まつりで出品したMARK-X用赤道儀用ポータブルピラーについて商品化の準備が整いました。そこで購入希望者を募集いたします。製品の詳細につきましては下記URLを参照ください。(受付期間を2月1日~3月15日とさせていただきます。)

http://gototelesco.co.jp/pillar_for_mx.html

1976年に発売したMARK-Xはシステム赤道儀として高い評価をいただき、今なお多くの方お使いいただいています。弊社では、これまでに2軸モータードライブをはじめとして同赤道儀パーツを販売したところたくさんのご用命をいただきました。つぎに取り組んでみたいパーツが脚部でした。MARK-Xはシステム赤道儀でありながら脚部が木製三脚のみで終わってしまいました。当初はアルミ三脚を考えたのですが、すでにユーザーのみなさまや望遠鏡パーツショップで対応している例がありましたのでピラー脚ならどうだろうと思っていたとき、弊社社員が自作で本製品の原型を天体観測会で持ち込んでいたので見たところ、軽量・コンパクトで組立もしやすかったので製品化を進めることにしました。原型から変更したのは脚部を組立式からピラー側に回転させる方法に変更したことでセッティングがより簡単になり、また架台の水平微動部を装備したことで極軸合わせもしやすくしました。

またピラー部そのものはシンプルなので、受けのパーツを自作や望遠鏡パーツショップで作れば他社製赤道儀にも応用できるかと思いますのでこの機会にぜひ検討いただければ幸いです。(kon)


1月6日の部分日食

2019-01-07 09:34:40 | 天体観測

新年のご挨拶をするには日が経ってしまいましたが、あらためて本年もよろしくお願いいたします。

2019年最初の記事は昨日の部分日食です。年明け早々でしかも日曜日に日食を観測できるというのはそうありません。当日は朝から徐々に曇ってくるという予報でしたが、食がはじまる前には太陽が出ているところがすでに曇っており、最初は厳しそうな感じがしました。幸い食がはじまり、最大食分あたりまでは雲の切れ間がそこそこあり、画像のように東京での最大食分(10時6分ごろ)をとらえることができました。その後は雲が厚くなってきましたが終了までなんとか見届けることができました。筆者は撮影しながら同架した五藤光学製3㎝ガイドスコープで観望も楽しみました。雲があったり、黒点がなかったりということがありましたが拝めただけ良しとしたいと思います。あとご存じの方もいると思いますが12月26日にも部分日食がありますので、2019年は2度おいしい年となりそうです。(kon)