五藤テレスコープ株式会社が創業して3か月を迎えました。まず私たちは五藤光学研究所の望遠鏡を、長年ご愛用頂いているお客様のアフターサービスからスタートしましたが、私たちのホームページをご覧になり、たくさんの励ましのメールを頂戴したことに驚いております。更には天文ガイドと星ナビが会社創業を記事にして下さったことで、このところマークX赤道儀のオーバーホール、極軸標板の交換などの問い合わせが急増しました。いかに長い期間、望遠鏡をご愛用頂いていたか、私たちは身に染みて感じました。
来年、私たちはまず科学館などに納入された、いわゆる公開天文台の設備に向けて、新製品を発表してゆこうと考えています。
ただ圧倒的に多くのメールはアマチュア天文家のみなさまからのものです。最近の天体望遠鏡は機能が画一的になりがちで、ユニークな製品や、いまは存在しないアイピースなどの復刻を希望するメールが多くを占めました。これらはいずれも少量ロットの製品ということになり、経営面でそれが許されるのかどうかは未定です。でも一歩づつですが、アマチュアのみなさまのご要望に沿えるよう努力してゆきたいと思います。
来る年が大彗星の年となることを祈りつつ、どうぞ宜しくお願いいたします。(suzu)
画像:弊社が現在所有している五藤光学研究所製接眼レンズコレクション