昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

ジャパンバードフェスティバル2014

2014-11-05 10:19:22 | 野鳥







11月1日(土)・2日(日)は千葉県我孫子でジャパンバードフェスティバル2014が開催されました。弊社ホームページに掲載したとおり、双眼鏡StarCruise842をトミーテックBORGブースに展示させていただきました。

筆者は土曜日に行ってきましたが、あいにくの雨模様でした。それにもかかわらず人出はそれなりにあり、各種展示やイベントを楽しんでいました。機材関係も双眼鏡・カメラ・三脚など各社が集まっているので実機を見るにはまたとない機会です。

BORGブースではStarCruise842とバードフェスティバル用にチラシを用意させていただきました。同社ブースはブログで試作品の発表もあってか雨にもかかわらずにぎわっており、そんな中にはStarCruise842を指名でご覧になるお客様も結構いて、野鳥関係でも少しずつ認知されてきたのかなと感じました。またBORGスタッフのみなさまもStarCruise842の特長やねらいをよくわかっていただきとても助かっています。

さて、野鳥市場で感じたことは天文市場同様に撮影される方が多いことです。だいぶ前にStarCruise842を地元のフィールドに持ち込み野鳥を撮っている方にデモをしたところ、良く見えるのはわかるが、双眼鏡を買うくらいならその予算でレンズを買うよと言われたことがありました。しかし双眼鏡がないと、野鳥がどこにいるかもわからず望遠レンズをつけたカメラを右往左往する人も見うけられます。特に枝の中、薄明・薄暮、飛び立った後の追跡などは双眼鏡がないととても苦労するかと思います。

なので、私見ですが野鳥撮影する方にこそ双眼鏡を1台と思った次第です。その双眼鏡にStarCruise842を選んでいただければうれしいです。(kon)


営巣と幼鳥について

2014-06-16 10:42:57 | 野鳥

Suzume01

Sijyukra

Sekirei

Kingfisher2

夏を迎えると、あちこちで野鳥の巣立ちが始まり、幼鳥をいろいろ見かけるようになりました。気にしないで見るとその違いはあまりわかりませんが・・・

・くちばしが黄色がかっていて、成鳥よりも口が大きく開く。
・色が成鳥よりも薄かったり鮮やかでない。
・巣立ちしても親鳥からエサをもらっている。

など、すべてが共通の特徴でないかも知れませんが、双眼鏡で観察すると区別は容易にできるものがあります。また、街中では電柱のアングル材や踏切警報機の空洞部といった「こんなところで?」というところに営巣している様子を見つけることもあります。

筆者は天文屋ということもあり、野鳥は近場でしか見ませんがそれでもいろいろな発見があり楽しいものです。例えてみれば都会で見る天体観測の野鳥版といったところでしょうか。

そんな巣立った幼鳥たちのかなりの数は生き残ることができない現実がありますが一羽でも多く生き延びて新たに営巣してほしいものです。(kon)

画像上から
踏切警報機に営巣したスズメ
シジュウカラの幼鳥
ハクセキレイの幼鳥
カワセミ幼鳥への給餌シーン


翡 翠

2013-06-19 16:44:01 | 野鳥

Kingfisher01

Kingfisher02

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今回は久しぶりに野鳥の話題に触れてみます。
タイトルは「ヒスイ」ですが別の呼び方があって今回は「カワセミ」と読みます。

カワセミを筆者が知ったのは中学生のころ、カメラのCMに出てきたときでした。初めて見たときはそのプロポーションと色彩の美しさに惹かれたものの、澄んだ清流に住む鳥と紹介されていて自分にはまず縁がないものと思っていました。

しかし、最近では河川の環境が改善されたこととカワセミ自身の適応力もあったのか、都市部の河川でも生息するようになり、去年はNHKの動物番組でも紹介され話題になりました。

筆者がそんなカワセミを地元の川で初めて見たのが4年前の冬でした。そこからカワセミを追いかけはじめたのですが、生息ポイントがはっきりしているので、求愛給餌、交尾、幼鳥の巣立ち、縄張り争い、捕食など様々な活動を観察できることから野鳥観察の楽しさを体験することとなりました。実際にカワセミをきっかけに野鳥観察にはまった人も結構いるのではないでしょうか。

これまで天文を中心としていた筆者のスコープライフもカワセミたちのおかげでいろいろ広がってきたように感じており、今後の製品開発にも生かせるようにしたいと思います。(kon)

画像1:カワセミ(メス) ※くちばしの下部が赤いので雌雄はわかりやすい

画像2:カワセミ(幼鳥)の飛翔

画像3:カワセミ(幼鳥)への給餌 ※幼鳥はくちばしが短く、色も成鳥よりくすんでいる

画像4:巣立ったカワセミ幼鳥たち


野鳥の楽園?

2013-03-01 17:15:42 | 野鳥

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しばらく天体ネタが続いていましたが、望遠鏡や双眼鏡で見るものとして天体同様人気がある野鳥についても少し取り上げてみることにします。

弊社入口のそばに、他のテナントの方がエサ台を置き、そこにパンや穀物を置いています。そうすると野鳥がやってきてエサを食べる光景を間近に見ることができます。とはいっても来るのはスズメ・ムクドリ・ヒヨドリ・ハクセキレイといった街ではおなじみの鳥ばかりです。そんなおなじみの鳥たちも双眼鏡や望遠鏡で見ると色彩や羽根のディテール、エサの食べ方など見ているとなかなか楽しめるものです。

そんなある日のこと、エサ台に一羽黒っぽい見たことがない鳥がやってきました。あわてて双眼鏡を引っ張り出し、窓から良く観察したあと「もしかして・・・」と思い調べたらイソヒヨドリのメスでした。知っていたもののイソヒヨドリを初めて見ることができて得した気分でした。

野鳥も見る(撮る)ようになったのは3年前くらいなので天文に比べれば初心者なのですが、このブログでもおいおい語っていこうと思っています。(kon)

画像:デジスコで撮影したエサ台のヒヨドリ