16日未明、地球に最接近した小惑星2012DA14を観測してみました。この小惑星は地球の静止衛星軌道よりも内側を通過すること、日本で明け方に観測できることで話題になってましたが、前日のロシアで起きた隕石落下もあって一緒にニュースで取り上げられるようになりました。
寒空の中ではありますが、貴重な現象ということで、スタッフそれぞれが機材をセットし、2012DA14の観測をおこないました。
筆者は一眼デジカメにズームレンズ(f=100mmに設定)で、社長の鈴木は天体望遠鏡の直焦点で撮影しましたので、画像にバリエーションが出たのではと思います。
なお、筆者の場合、口径6cm倍率18倍の屈折望遠鏡で眼視観測もしてましたが、まるで人工衛星が移動するような速さで小惑星が天空を移動している様子が楽しめました。望遠鏡コントローラーで思い切り望遠鏡を動かさなければ追いかけられない天体はそう滅多にないでしょう。
このような地球に接近する小惑星の観測はなかなか面白いことが分かったのでまたチャンスがあれば観測したいのですが、地球に衝突するのだけは勘弁ですね。(kon)
1枚目の画像:一眼デジカメ +カメラレンズで撮影・合成 撮影地:東京都立川市
2枚目の画像:28cmシュミットカセグレン望遠鏡による直焦点 撮影地:埼玉県入間市