昇交点

五藤テレスコープ的天文夜話

五藤式天体望遠鏡(甲号)

2015-05-26 16:37:42 | 望遠鏡・双眼鏡



先日、所用で五藤光学OBの児玉氏を訪問したとき、五藤光学研究所創業時に発売していた口径1インチ屈折望遠鏡を見せていただきました。

 

本望遠鏡についてはドームなび「星夜の逸品」内の児玉氏の記事を参照ください。
http://www.domenavi.com/ippin/2013/03_1.html

 

記事によると、1インチ屈折望遠鏡はいくつか種類があり、見せていただいたのは初期の甲号というモデルでした。本機は総金属製で、三脚も鉄製の庭園用三脚型となっており、外観から想像できないほどズシリとしています。見え方は昼間なので遠方の電柱を見るにとどまりましたが、口径25mm f=800mm シングルレンズなのでそれ相応の性能なのは否めません。しかし、当時は天体望遠鏡は庶民にほとんど縁がない時代を思えば市場に登場した意義は大きいと思いました。

 

そんな1インチ屈折望遠鏡で見る天体はどんな姿なのでしょうか。機会があれば夜にもう一度のぞいてみたいものです。(kon)

 

画像1:1インチ屈折(甲号)外観
画像2:対物レンズ ※対物レンズの製造は日本光学
画像3:貼られた銘板 ※販売は科学画報代理部 五藤光学所在地名称がまだ東京市!
画像下:人と望遠鏡の対比 ※モデルは児玉氏

 

 

 

 


双眼鏡StarCruise842好評発売中

2015-05-11 09:44:30 | 望遠鏡・双眼鏡

8倍42mm双眼鏡StarCruise842は早いものでこの夏で2年をむかえます。双眼鏡というのは、意外とサイクルが早く、2年も経過すると目新しさが薄れてしまうものですが、幸いなことにStarCruise842はコンスタントにご用命をいただき、さらには代理店販売も開始する等広がりを見せています。弊社の性格上、最初は天文用途での購入がほとんどでしたが、じわりじわりと野鳥観察を楽しむ方にもご用命いただくケースも増えてきました。野鳥は現在、営巣シーズンが始まっており、もうじき巣立ちした幼鳥を観察することができるでしょう。発売当初に比べ在庫も確保に努めていますので弊社、スカイバード、スコープタウンにてご用命いただければ幸いです。(kon)

 

StarCruise842のページ

http://gototelesco.co.jp/starcruise842.html