好評いただいている五藤光学研究所 単眼鏡GT-M518ですが、この度、秋葉原のスターベース東京で取扱いをしていただくことになりました。同店は天体望遠鏡メーカー高橋製作所が経営するショップであることはこのブログをご覧になっている方はご存じのことかも知れません。取り扱っていただいた経緯ですが、先日のブログにも書いた「北八ヶ岳小海・星と自然のフェスタ2018」で同店の新宿さんが弊社ブースで展示している本機を見て惚れ込んでいただいたことがきっかけでした。新宿さんはこのイベントでも天体撮影についての講義をしたり精力的に活動されていて、業界においても今後の活躍が期待される貴重な若手スタッフです。同店で取り扱っていただいたことにより、都心では銀座・伊東屋に続き2店舗となりました。特に秋葉原は上野に近いということもありますので、お求めいただいたらそのまま上野まで行って、博物館・美術館めぐりに活用いただくこともできそうです。(kon)
スターベース東京
http://www.mmjp.or.jp/takahashi-sb/
単眼鏡GT-M518取扱いについて(同店ブログより)
https://starbase.hatenablog.jp/entry/2018/11/26/181426
先日ですが、彗星捜索で活躍されている藤川さんと岩本さんが新彗星を発見し、マックホルツ・藤川・岩本彗星と命名されたことはご存知の方も多いかと思います。光度としては明るいわけではありませんが、5年ぶりの日本人発見彗星ということで筆者も15日の明け方自宅から撮影してみました。高度も低く、光害の中ですが画像のような姿を何とかとらえることができました。
そんな新彗星発見に湧く中、17日土曜・18日日曜は国立天文台で新天体捜索者会議があり参加してきました。この会議は彗星・新星・超新星・小惑星捜索者と研究者対象の会合で今回で2回目とはじまったばかりですが、多くの方が参加し、各種発表や情報交換などがおこなわれました。この中で筆者は天体スペクトル観測キットを展示とデモをさせていただきました。テーマは新天体ということもありましたので、アイソン彗星、いるか座新星、M82銀河の超新星スペクトルの作例を交えてに紹介したところ多くの方に関心を持っていただきました。
新天体捜索や観測においてスペクトル観測は欠かせないものとなっています。弊社のスペクトル観測キットはその入門モデルになるものですが、近い銀河の超新星であればⅠ型・Ⅱ型の判別、新星は時間経過に伴うスペクトル変化、増光天体が新星なのか矮新星なのかの判定には使えるという話もありましたので、このような新天体の捜索や観測活動に少しでもお役に立てればと思っています。(kon)