音と人のコラボな生活 

チャキチャキマダムの半径4キロ,
時々遠出の山陰ローカルライフ

魅了!クラリネット五重奏

2010-09-02 | 音楽
久しぶりに生の室内楽にうっとり
特に私にとっては聞く機会の少ないクラリネット。
最後のウェーバーの五重奏の2楽章は
美しすぎるクラのメロディーに、涙腺ゆるゆる・・・・

たっぷりした音色で、明るく朗々と歌う、
研ぎ澄ました響きで消え入るようにささやく
山根氏のクラリネットはいつもやさしくて心に響く。

弦のみなさんもさすが!すばらしい
ファーストの松田氏、
みごとなボーイングはお手本そのもの。
見てまねできるものではないが、
音同様、腕の動きがしなやかで美しい。

セカンドの山岸氏は若手のホープ
とにかくフォームがきれい。
ボディーマッピングが完璧なことがよくわかる。
アンサンブルの時のアイコンタクトも見逃さずチェック!

ヴィオラの御法川(ミノリカワ)氏。
レベッカ・クラークのヴィオラとクラリネットのための曲で
素晴らしいソロを披露。
品のある歌い方、クラリネットと溶け合うぬくもりのある音色。
プロフィールを見たら、2000年より小松亮太オルケスタ・ティピカに
参加してるとか。
センスのいい演奏はタンゴにも精通してることに関係あるのかな!

チェロの宮坂氏、大変存在感がある。
短い音も長いフレーズも、音の方向が見え、
いろいろなところに連れて行ってくれるのが心地よい
一音一音に表情があってどれも聞き逃したくない気にさせられる。
おかげで、大好きなチェロがますます好きになった

プログラムノートに書かれてる山根氏の「音楽における一期一会」にも
感動、人がみえてくる素敵な演奏会

         <曲目>

1、モーツァルト クラリネット四重奏曲K317d

2、ジョン・ケージ 2声のためのソナタ(クラ&チェロ)

3、レベッカ・クラーク ヴィオラとクラリネットのためのプレリュード、
            アレグロ、パストラーレ

4、ルチアーノ・ベリオ ヴァイオリンのためのデュエットより

5、ウェーバー クラリネット五重奏曲op34




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