ぐりんのキッチンダイアリー green kitchen in Hamburg

旦那さま(菜食主義)と息子とドイツでのベジーな生活。マクロビ修行とヴィーガン料理と子育て日記。

マクロビおせち

2021-01-18 | スタイリング研究会

ここ数年ずっとやりたいと思いつつできてなかったことが、おせち料理作り!

ドイツにいるとクリスマスが一大イベントでご馳走続き。年末に向けてお正月を準備していくテンションがいつも保てませんでしたが、今回は初めておせち作りに成功。

 

旦那さんがヴィーガンなわが家の食卓なので、参考にしたのはリマクッキングスクールのマクロビおせちレシピ。ありがたいことに全てヴィーガンでした。

 

お正月にはお料理を重箱に詰めて家族でいただきましたが、年末にデザイナーのお友達にもお裾分け。ご自宅でヴィンテージの食器に可愛く盛り付けて撮影してくださいました。

 

 











 

おせちメニュー

1.金柑の塩煮

2.煮しめ

3.かぼちゃの伊達巻き

4.紅白なます

5.黒豆

6.昆布巻き(人参、ごぼう)

7.揚げ物(カリフラワー)

8.くりきんとん

9.赤米入り玄米

 

お友達の作品を拝見していつも素敵だなぁ〜と思うので、今年の抱負は自分でもカメラで上手に撮影したい、かな。

 

次回はみんなでワイワイとおせち料理が作れますように!

 

撮影スタイリング @kudomaho5

ヴィンテージ食器 @omasgartentokyo

 

 


ピンク色と夏のフルーツタルト(Omas Gartenスタイリング研究会⑤7月その1)

2020-07-29 | スタイリング研究会

ロックダウンの春が過ぎ、世間が少し落ち着いてきた7月にスタイリング研究会もまた再開しました。

初夏のハンブルクは近郊からの採れたてベリー類が毎日路上でも販売されますが、

いちご、ラズベリー、ブルーベリーと甘酸っぱくて幸せな季節。

 

研究会のテーマその1は『ピンク』。

Omas Gartenバイヤーさんのお誕生日もかねて、大人の女性のためのお茶会コーディネートとなりました。

 



すごく可愛い。でも甘すぎない感じ。

 

バイヤーゆうこさんのクロスとフラワーのアレンジ。

花柄のティーナプキンがカップに入っているのがまずお洒落。

淡い色の紫陽花を小分けにしてアレンジしたお花も可憐。

 





 

背の高いキャンドルや、クロスにリボンを重ねて色合わせを楽しんだりと、デザイナーまほさんの色彩感覚も毎回素敵。

 



 

使用されたヴィンテージ食器はアラビア社のSointu(和音という意味!)シリーズ。

まずネーミングのセンスにどきりとして、落ち着いた淡いピンク色合いにいいなぁと、持ってみて使いやすいと思っていたら、カイ・フランクのデザインでした。どうりで洗練されているわけですね・・・。



 

『夏のフルーツタルト』

旬のベリーは生で食べるのが一番なのでフルーツタルトを作ることにしました。

ベーシックなタルト生地だけオーブンで焼き、水切りした大豆ヨーグルトとアガベシロップ、ココナッツオイルを混ぜたソヤヨーグルトクリーム、スペイン産の甘いメロンやキウイと一緒にベリーを彩りよく盛りつけたらヴィーガンなタルトの完成。

 



 

オレンジジュースにベリーを浮かべたり、ピンク色のスムージーも一緒に準備して、お待ちかねの楽しいプレゼントタイムとなりました。



 



 

みんなでワイワイと作品作り。

楽しい時間でした!

 

撮影+スタイリング @kudomaho5
ヴィンテージ食器+フラワースタイリング @omasgartentokyo

 


もうすぐ撮影会はじまります。

2020-07-07 | スタイリング研究会

コロナ休暇が明けて、約3か月ぶりの撮影会が7月末に開かれる予定。


お花の達人で才色兼備なOmas Gartenバイヤーゆうこさんに、どんな視点で撮影するとこんなに雰囲気を持った写真が出来上がるのだろうと毎回不思議でたまらないデザイナーまほさん。


Omas Gartenはヴィンテージの食器屋さん。年季が入っても未だに美しいヨーロッパのお皿達がずらりと並び、毎回撮影会ではよりどりみどり。


こんな2人と食器とお花に囲まれて、

好きなように野菜料理を作らせてもらえるのが楽しくて仕方ありません。


こんな幸運なシチュエーションは滅多にないかも。たぶん3人のうち、自分が一番楽しみにしてるんだなぁと思いました。


「懐かしいけど新鮮!」

な作品がこれからも仕上がりますように。




昼間に試作中。

美味しくて身体にいいお料理を作りたい。


“おりょうりがじょうずになりますように”

息子と一緒に飾った今年の七夕の短冊にお願いしました(笑)



おうちでお花見しよう!(Omas Gartenスタイリング研究会④3月その3)

2020-04-01 | スタイリング研究会

外で花見ができなかったらおうちで楽しんでしまおう!

20203月のスタイリング研究会テーマその3『お花見ごはん』はそんな気分でお料理のお手伝いをしました。





 

『野菜の押し寿司』

野菜だけのお寿司もケーキのような押し寿司風にすると見た目も華やかに。

野菜は人参とキャベツ(ドイツだとSpitzkohlが柔らかくて食べやすい)だけ。
人参はすりおろして、キャベツは千切りに、それぞれ塩をふってしばらくおいておきます。四角い容器(お弁当箱など)にラップをしいて、水分を絞った野菜と寿司飯を交互に重ねます。10分ほど上から重石をして、逆さにお皿にあければ完成です。

トッピングは紫玉ねぎを梅酢に漬けておいたもので、常備しておけば便利なお漬物。

 





『ビーツの味噌汁』

ピンク色のスープはビーツ(Rote Bete)の入った味噌汁。ビーツ特有の少し土っぽい香りが気になる場合は、仕上げにお酢や梅酢を少したらすと爽やかになります。普段ヴィーガンのわが家の食卓では出汁に鰹節は基本的に使わないので、昆布と椎茸(理想の配分は7:3)です。






日当たりのよいキッチンやリビングにテーブルを置いて、春らしいピンク色や白のふわふわしたお花を食卓に飾り、お気に入りの食器で家族と一緒にゆっくりお花見。日本でもとても人気があるらしいデンマークやドイツのヴィンテージ食器は和食にもしっくり馴染んでいました。











ヴィンテージ食器+フラワーアレンジ @omasgartentokyo
撮影+スタイリング @kudomaho5








復活祭のヴィーガンビュッフェ (Omas Gartenスタイリング研究会③3月その2)

2020-03-31 | スタイリング研究会

復活祭イースターのお料理に毎年悩むわが家。

息子は大抵の子どもと同じように卵料理が大好きですが、わが家の旦那さんはヴィーガン。

卵や乳製品、お肉を使わなくてもみんなで一緒に楽しく囲める食卓は?ということで、3月のスタイリング研究会のテーマその2『イースター』では、たまごっぽい丸いモチーフの植物性ヴィーガン料理を準備しました。




『芽キャベツのグラタン』

小さくて丸い芽キャベツ(Rosenkohl)はドイツでは馴染みのある食材。

キャベツは下のかたい部分を切り取って、十文字に切り込みを入れ、葉っぱの汚れを取りのぞきながら水の中につけて洗います。この下処理をしておけば、煮込み料理にもオーブン料理にも使いやすくなります。芽キャベツに全粒小麦粉のショートパスタとトマトソース。グラタンの上にかけた溶けるチーズはVeganの植物性のもので、最近ドイツのスーパーマーケットにはどこにでもだいたい置いてあり我が家でも時々使っています。





『カリフラワーとHirseの揚げ団子』

揚げ団子は2倍量の水で炊いた雑穀のヒルゼ(Hirse、きび、あわ、ひえ)に、茹でたカリフラワーをつぶして混ぜて、塩と醤油で味をつけてから団子状にしたもの。

油で揚げる前に胡麻(又はスターチ等)をまぶしています。卵などのつなぎはなくてもしっとりしていて団子状にまとまり、カリフラワーもいい仕事をして若干クセのあるHirseの味をあっさりと、触感はさっくりの軽い食べ心地の揚げ団子になりました。





『蒸し野菜のカナッペ』

蒸した人参とコールラビ(Kohlrabiカブに似た甘みのある根菜)を、クッキー型などで丸くカットして、上に植物性のペーストと種やナッツでトッピングしただけの簡単なフィンガーフード。




撮影会は春のパーティービュッフェスタイルでした。

グラタンと揚げ物を盛り付けたヴィンテージのお皿は綺麗なエメラルド色のラインが入ったロイヤルコペンハーゲン社(G&B時代)のTEMAというシリーズ。お皿に存在感があるなぁと思いOmas Gartenのバイヤーさんに聞いたところ、クイストゴーのデザインだったんだそうです(!!)

北欧食器はシンプルで温かみのあるデザインが多く、料理を乗せてみるとだいたい何にでもしっくりくるよう作られているからファンが多いのかもしれません。

ヴィレロイボッホやサルグミンヌのお花柄のお皿も組み合わされて気分も盛り上がり、イースターらしくうさぎやひよこの雑貨やお花と一緒に飾ったら、華やかな春のパーティービュッフェの準備完了です。





実際の2020年の春は、離れて暮らす家族とは集まれませんでしたが、みんなで連絡を取り合いながら心穏やかに自宅で家族と過ごす春の休日となりました。





ヴィンテージ食器+フラワーアレンジ @omasgartentokyo 

スタイリング+撮影 @kudomaho5