ぐりんのキッチンダイアリー green kitchen in Hamburg

旦那さま(菜食主義)と息子とドイツでのベジーな生活。マクロビ修行とヴィーガン料理と子育て日記。

りんごスイーツ③ かぼちゃとりんごのタルト

2016-10-24 | ベジー日記
ドイツでよく見かけるオレンジ色のHokkaidoというカボチャ。
日本の皮が緑色のカボチャより
若干水っぽくてホクホク感は劣るような気がしますが、
甘みがあり、皮ごと料理に使っても色がきれいです。

今日は圧力鍋で皮ごと蒸し、
ムーランで裏ごしして
リンゴタルトに入れてみました。



ちなみにムーランとは
(こちらではフロッティロッティやpassiermühleなどとも呼ばれます)、
ヨーロッパ版の裏ごし器のようなもので、
ハンドルをくるくる回すだけで楽に裏ごしができます。

離乳食作りにもっと活躍するかと思いましたが、
実際は時間的に余裕がないため
ブレンダーよりあまり出番がなく。

でも裏ごしすると
仕上がりがなめらかで美味しいので、
ムーランはスープの冬がやってくるこれからに期待大です。

タルトの中にかぼちゃプリンが入っている感じにしたかったので、
カノウユミコさんのかぼちゃケーキを参考に家にある材料でアレンジしました。



タルト生地にカボチャプリンを流しこみ、上にレモン果汁とシナモンであえたリンゴをのせて、
180℃で予熱したオーブン40分で焼き上げました。

つい焼き立てで味見してしまいましたが、焼いた後は冷やしたほうがかぼちゃが固まります。

1歳の息子の食べっぷりもよく、
ビーガンでドイツ人の旦那さんも美味しいと言っていました。

秋が旬の甘酸っぱいかぼちゃとリンゴのタルト。
これから我が家の秋の定番スイーツになるだろうなぁ、という感じです。



《タルト生地》
小麦粉(全粒粉:中力粉=2:1) 300g
甜菜糖 40g
油 150ml
ベーキングパウダー 小さじ1
水 大さじ3

《かぼちゃプリン》
かぼちゃ(蒸して裏ごしする) 小4分の3個ほど
ライスミルク 1カップ
小麦粉 大さじ2
油 大さじ2
Agar Agar (寒天の粉) 小さじ半分
塩 ひとつまみ

《トッピング》
りんご 小5個
レモン果汁 半分
シナモン 小さじ1


気合いの入ったエコ洗剤

2016-10-21 | 育児
息子が生まれてから洗濯物が増えました。
子ども服は小さいけれど、色々と汚れてしまうので着替えの回数も増えます。

子どもの肌にも優しい洗剤を探した時に、
自分たちの都合だけでなく、
地球環境にやさしい洗剤でないといけないなぁと思いました。

最初に日本から取り寄せて使っていたのは、
『海へ・・・』というがんこ本舗の洗濯用洗剤。

使う量が少なくてもよく、
排水中の洗剤は24時間で生分解されるから環境にやさしく、香りも柔らかい。
シルクやウール製品も同じ洗剤で洗えるのも良かったです。

ただ、日本から個人輸入しないとドイツでは手に入らないのが難点。

ドイツなら同じコンセプトで環境にやさしい洗剤があるだろうと思い
ビオマーケットで探したところ、ありました。



使用したことのある洗濯ナッツや他のオーガニック洗剤もエコで良かったのですが、
ドイツで洗濯するならこれしかない、と一番気に入ったのは『sonett 』の洗剤です。

再生可能エネルギーを使用した工場で
フェアトレードの植物由来原料を使い製造されていて、
こちらも排水後は速やかに生分解されるので環境にやさしいとのこと。

パッケージのデザインがカラフルで、
天然のラベンダーエッセンシャルオイルの香りも心地よく、
洗浄力もあって、とても使いやすいです。

そして一番驚いたのが、
オロイド混合剤配合などの
ルドルフ・シュタイナーの提唱したバイオダイナミック農法も
製造工程に考慮されているというスピリチュアルなところでした。

興味はあってもあまりシュタイナーの人智学は理解できていないのですが、
この気合いが入った洗剤もエコロジカルでなかなかよさそうです。

地球や子どもたちの未来のためにも、
自分が毎日する洗濯が少しでも環境の負担とならないといいのですが。

若干価格は高めになりますが、
自分たちに手の届く範囲で洗剤も選んでいきたいと思います。

りんごスイーツ② アップフェルクーヘン

2016-10-19 | ベジー日記
ハンブルクで日曜日に朝ヨガを開催していた先生が先月
無事にママになったと聞いたので、
昨日はママ友のヨガ仲間と一緒にベビーを拝見に行ってきました。

生後一か月の赤ちゃんはお顔もお口もとても小さく温かくて。
おとなしく抱っこさせてくれたので、
一年前の息子を思い返しながら嬉しいひと時でした。

子連れで散歩したり電車に乗ると、
ドイツでも目があうとほぼみんな子どもに笑いかけてくれたり、
話しかけてくれたりします。

赤ちゃんは小さいのに、
いるだけでみんな周囲をピースフルな気分にしてくれるから不思議ですね。




今回は先生からビーガンケーキのリクエストもいただき、
ドイツの簡単ビーガンレシピ本を参考にアップフェルクーヘンを焼いて持参しました。





ドイツでよく見かけるクランブルがのっかったリンゴケーキで、
タルト生地にたっぷり5個分のりんごが入っています。

でも今回は砂糖の代わりにライスマルツを使いましたが、
甜菜糖にしたほうがよかったかも。。。

味見した旦那さんも言っていたように、
甘さ控え目で油(オリジナルのレシピはマーガリン)の分量が多かったのか
若干オイリーな味が強くなってしまったのが残念。

りんごはまだまだあるので、
今度はもう少し美味しく焼きあがるといいなぁ。

りんごスイーツ① りんごと玉ねぎのタルト

2016-10-13 | ベジー日記
家にりんごがたくさんあるので
りんごで何かいつもと違うものを作ろうと思いました。

以前働いていたマクロビ店で時々焼かれていたタマネギケーキが美味しかったので、
イメージしながらりんごタルトに入れてみることに。

小さめのタマネギは6個ほどスライスにして、
フライパンで中火でゆっくりじっくり炒めてから
醤油をまわしかけて柔らかくします。

りんごはオーガニックなので皮付きのまま3個をスライスにして、
シナモンとレモン汁をまぶします。

タルトの生地は適当ですが、
この前作ったキッシュの生地がふんわりしていて良かったので応用しました。

タルト生地は材料を混ぜて、
まとまるくらいの硬さになるよう小麦粉を調節しながらこねて、
油をひいた型に指で生地を押しのばしながらタルト型を作ります。

生地の中にタマネギとりんごを敷きつめて、
予熱したオーブン180℃で約35分間焼成。

子どもが小さいので中力粉にしましたが、
全粒粉や強力粉でも美味しく焼けると思います。

生地を甘くしたいのでメープルシロップを入れましたが、
ライスミルクに甘みもあるし、入れなくても大丈夫そう。

使用した材料はこちら。

《タルト生地》
中力小麦粉(Weizen550) 150g〜
ベーキングパウダー 小さじ1
メープルシロップ 大さじ1
ライスミルク大さじ2
油 大さじ3
大豆ヨーグルト(または絹豆腐) 75g
塩 ひとつまみ

《トッピング》
りんご 大3個
シナモン 小さじ1
レモン 半分
タマネギ 小6個
醤油 ひとまわし
油 (タマネギを炒めるため)

出来上がり写真はこちらです。



隠れていますがりんごの下に炒めたタマネギが敷きつめてあります。

酸味と甘みがいい感じで、
なぜか乳酸菌飲料のような味もしましたが(?)
予想より美味しく焼けて安心しました。

オーガニックのりんご狩り

2016-10-03 | ベジー日記
お天気がいい日曜日にりんご狩りに行ってきました。

ハンブルクからエルベ川を挟んだ対岸の
Altes Landというエリアに果樹園が広がっていて、
チェリーやベリー類、りんごなどが広く栽培されています。

夏が終わって今はりんごの季節。

BIO(オーガニック)のりんご狩りができるりんご園があるらしいとのことで、
Herzapfelhofに行ってみました。



車だと近いのでしょうが、
環境に配慮して自家用車は持たない主義のわが家は、
電車とバスを利用して片道1時間半ほどかかりました。

Herzapfelhof では
とても広い敷地にたくさんのりんごの木が栽培されていて、
品種は250もあるそう。



味見して気に入ったら木からもいで箱に集めていき、
最後に持ち帰り分を支払うスタイル。

価格はキロ単価ですが、
スーパー価格の半分ほどでけっこうお得です。

広々とした果樹園でりんごを食べ比べながら歩き回り、
10キロ弱を収穫しました。



オーガニックのりんごの栽培はとても難しいと、
以前に本で読んだことがありましたが。

ここの果樹園はりんごも美味しいけど、客足も多く、
システムもしっかりしていてとても成功しているんだなぁと感心しました。



多少遠くてもまた来たいと思わせてくれるりんご園で
楽しい時間を過ごせて満足な一日でしたが、

次回来ることがあれば、
本数が少ないので帰りのバスと電車の時間はしっかりチェックしたいと思います。

帰り道は結局、急な雨に降られながら2時間以上かかってしまったので・・・。