復活祭イースターのお料理に毎年悩むわが家。
息子は大抵の子どもと同じように卵料理が大好きですが、わが家の旦那さんはヴィーガン。
卵や乳製品、お肉を使わなくてもみんなで一緒に楽しく囲める食卓は?ということで、3月のスタイリング研究会のテーマその2『イースター』では、たまごっぽい丸いモチーフの植物性ヴィーガン料理を準備しました。
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『芽キャベツのグラタン』
小さくて丸い芽キャベツ(Rosenkohl)はドイツでは馴染みのある食材。
キャベツは下のかたい部分を切り取って、十文字に切り込みを入れ、葉っぱの汚れを取りのぞきながら水の中につけて洗います。この下処理をしておけば、煮込み料理にもオーブン料理にも使いやすくなります。芽キャベツに全粒小麦粉のショートパスタとトマトソース。グラタンの上にかけた溶けるチーズはVeganの植物性のもので、最近ドイツのスーパーマーケットにはどこにでもだいたい置いてあり我が家でも時々使っています。
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『カリフラワーとHirseの揚げ団子』
揚げ団子は2倍量の水で炊いた雑穀のヒルゼ(Hirse、きび、あわ、ひえ)に、茹でたカリフラワーをつぶして混ぜて、塩と醤油で味をつけてから団子状にしたもの。
油で揚げる前に胡麻(又はスターチ等)をまぶしています。卵などのつなぎはなくてもしっとりしていて団子状にまとまり、カリフラワーもいい仕事をして若干クセのあるHirseの味をあっさりと、触感はさっくりの軽い食べ心地の揚げ団子になりました。
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『蒸し野菜のカナッペ』
蒸した人参とコールラビ(Kohlrabiカブに似た甘みのある根菜)を、クッキー型などで丸くカットして、上に植物性のペーストと種やナッツでトッピングしただけの簡単なフィンガーフード。
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撮影会は春のパーティービュッフェスタイルでした。
グラタンと揚げ物を盛り付けたヴィンテージのお皿は綺麗なエメラルド色のラインが入ったロイヤルコペンハーゲン社(G&B時代)のTEMAというシリーズ。お皿に存在感があるなぁと思いOmas Gartenのバイヤーさんに聞いたところ、クイストゴーのデザインだったんだそうです(!!)
北欧食器はシンプルで温かみのあるデザインが多く、料理を乗せてみるとだいたい何にでもしっくりくるよう作られているからファンが多いのかもしれません。
ヴィレロイボッホやサルグミンヌのお花柄のお皿も組み合わされて気分も盛り上がり、イースターらしくうさぎやひよこの雑貨やお花と一緒に飾ったら、華やかな春のパーティービュッフェの準備完了です。
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実際の2020年の春は、離れて暮らす家族とは集まれませんでしたが、みんなで連絡を取り合いながら心穏やかに自宅で家族と過ごす春の休日となりました。
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ヴィンテージ食器+フラワーアレンジ @omasgartentokyo
スタイリング+撮影 @kudomaho5
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