おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
- BNPLへの参入が相次ぐ(スクエア・ペイパル・ビザetc. 大手)。
※BNPL:「Buy Now,Pay Later (今買って後で払う)」。クレカの与信情報を利用せず、独自のスコアを用いて手軽な後払いサービスを提供している事業(クレカ作れない人や銀行口座無い人等が利用)。
…BNPL:SECの調査が入る懸念で調整が入ると見られている。も、東海東京証券アメリカの阿部さんは「調査を乗り越えれば、今後の成長が見込める」と。
…イラクの議会選:反米のスンニ派サドル師派が優勢。も、過半数に届かなかった為、連立が必要と見られる。投票率40%。
…恒大(エバーグランデ)、米$建社債の利払いを3度目の不履行。も、ブーケ・ド・フル―レッドのマブチさんは「3階建て4階建てとかいうリーマン時のような派生はしていないので、大丈夫」と。
…マブチさん:他にも、今のマーケット懸念因について。
①FRBのテーパー
FRBテーパーは年内に確実に行われる。すでにアナウンスされ始めているので、全然サプライズじゃない。も、”意外なことが起こる可能性”はマーケットには常に存在するので、仮にそれが起こっても、FRBは影響の無いようにしてくる。
②インフレ懸念(原油etc. ⇑からのスタグフレーション懸念)
1973とかのオイルショックは「中東が産油量を絞る」という構図だったが、今は違う。「1日40万バレル増産していく」としているOPECプラス。
も、「増産量は増やさない」と主張している。これが今の急騰因。⇒増やすことに違いは無い & 今の急騰はオイルの実需上昇が因なので、「本当にスタグフレーション来るの?」と見られている。インフレ上昇と景気悪化は同時に起こり得ないので。
⇒∴「安心と見られる」と。オイル企業の疑心暗鬼(マイナス価格が怖い、トラウマ)が、増産しない理由、と。
※スタグフレーション:賃金は上昇しないのに、物価だけ上昇すること。
③テーパー ⇒ インフレ⇑ ⇒ 米長期金利⇑
10年債金利、騒ぎすぎ。(たかだか1.2%~1.8%なのに)
④エバーグランデ問題
Fedクラリダは「スタグフレーションの香りがする」と茶番中ですが。
マブチさんは、米でのスタグフレーション懐疑派。
&米ではシェールオイル・シェルガスの生産を増やすと見られている(も、シェールはコスパ悪い。利益率が低いので、価格転嫁してくるか?⇒∴更なるインフレ懸念へと?)。
⇒∴「原油価は青天井ではない」と。
…IAEAグロッシー事務局長「中国の国連参加50周年を祝うとともに、今の電力不足には原発が必要。∴中国の存在は重要だ」との声明。紹介していたワールドニュース。マーケットでは、電力不足からの原発復活により、ウラン価格も高騰中。
…マーケットが警戒中の、半導体「2022年不況説」。D-RAMが2ヵ月連続での下落。も、低迷中に設備投資をしている企業が上昇するという則がある。世界のサプライチェーンが数十年ぶりに変化している今。
- 2020.3/25以来の高水準な米2年債利回り。(テーパー開始織り込みで)
…$も1年ぶりの高値。「原油⇑でのリスクオフ」からの米$買い。
HY債は売られて108.26。米長期金利⇑、電力価格⇑、自動車生産⇓ etc. で経済⇓と見ての、パラジウム・プラチナ・貴金属が⇓へと。
…昨夜のMX:WORLD MARKETZ 山中康司さん(アセンダント取締役)が、直近の$円スピード違反について解説していました。
「来週(月)に114半ばにトライ(115台もあるか?)⇒反転して円高方向へと見ている。112は1~2回あると見るも、2018高値114.54が今のマーケットのターゲットとなっている」と。
&加$も豪$も買われやすい今(天然ガス・原油・石炭etc. 資源上昇で)。加$円は2017高値にあともう少し。91を抜けてると更に上昇、とも。加$も豪$もしばらくは強い(爆上げ)とも。
「年末に向けて、インフレの⇓は無いとマーケットは見ているので、11月FOMCでのテーパーは間違いない。∴米短期金利も上昇方向(今の$連動は2年債)」
⇒∴テーパーで政策金利が上昇という事は、”悪い10年債売り”となるか、”安全資産”での10年債買いとなるか。(今日はリスクオフで買われている10年債)
…「米の債務上限問題」というチキンレースは、「12/3以降も心配は無い」と昨夜WORLD MARKETZ 滝澤さん。「なぜなら、崖の下にマットが敷いてあるので」(FRBはバランスシートで何とでもできるので)。
…最近の気になる報道は「エジプトの首都移転計画」。今や、米よりも中東への影響力を持っているエジプト&カタールチーム。
よろしくお願い致します。