おはよう御座います。
当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。
<今日の私的材料>
…昨夜NYは、マーケットで「3月に0.5%利上げ」が広がっていることに対しFed高官が相次いで火消しへと動いたことで、長期金利が下落。∴3指数は上昇へと(引け間際に上昇。最近のパターン)。
…英ジョンソン首相とロシア・プーチンの電話会談は「物別れに終わった」と日経FT。英の「NATO東方拡大」に対して、プーチンが不満を表したとの事。
着々と仲間を構築しているロシア。今日はアルゼンチン大統領と会談するプーチン。昨日はハンガリー大統領がロシアを訪問し蜜月をアピール。
しばしば反EU姿勢をとるハンガリー。ロシアから天然ガスを市場価格の5分の1で買っている事も判明。天然ガス価格を材料にEUにくさびを打ち込む作戦のプーチン。
米が「数日中にウクライナへ派兵」と。&駐独米軍もウクライナへ向かわせると。ポーランドとルーマニアへも米軍を派兵する、とも(計8000人)。
IMFも「ロシアに制裁」と。「一部の金融取引に影響出る」とも。∴「米英IMF(EU) vs ロシア」は、基軸通貨覇権の様相へと。
…米APP(民間雇用統計)が市場予想+25万人に対し、-30万人となった昨夜NY(オミクロン影響)。
今週(金)の雇用統計では、非農業部門の市場予想が+15万人と一番弱い予想となっているが、日経FTは「今後は人数よりも平均時給に注目を」と。
…「世界の株式発行が6割減」というニュース。米の金融引き締めによる上場延期・増資延期etc. が因。
これはつまり、企業の設備投資が減って企業の力が失速してくるということを示している。∴市場にブレーキがかかってくると見られるので今後に要注意、と日経FT。
…AMDは好決算で⇑5.1%。強気見通しが好感されての。
今朝モーサテで、和キャピタル:村松さんは「利上げ動向に業績左右されない銘柄を」と。選別が厳しくなってきた今。
ナスダック1/31大底の前、1/27に露払い的に反転となっていたネトフリ・ASML(オランダの半導体製造装置メーカー)。「調整モード収束のサイン」。
…ロシアのウクライナ侵攻なら、WTI原油は一瞬150$タッチもあると見ている。&食品・コモも上昇と見ている(特にウクライナ産小麦)。
→・世界のインフレ率:3%から7%へ。
・世界の成長率 :4%から1%へ。
…「QTは2027年まで続くと見ている」(5兆$削減/9兆$な今)
…「1994年2月利上げ:マーケット動揺大」「2015年12月利上げ:米10年金利はそこまで下落しなかった(そこまで買われなかった)」
→「今回は、米10年債金利106bp(0.1%)上昇すると見ている」「それなりに厳しい面が来る(1994年2月ほどではないが)」とも。
- 2/2(水)WORLD MARKETZ :another stage近藤さん。
…カンザス連銀総裁(タカ派)の「利上げは緩やかなペースとなるかも」の”火消し発言”は、「QT(資産圧縮)を進めれば、利上げは浅く緩やかにできるかもよ」というもの。
1月FOMCでFed代弁のパウエル議長が
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- 「FOMC毎(あと年内7回やる)に毎回利上げをやる」
- 「25bps(0.25%)じゃないよ」
と、マーケットに50bps(0.5%)利上げを匂わせたため。
急激な利上げ(急速な利上げ)をやった時の米経済への影響が分からない今。(FRBも落としどころが分からない。未知のことなので。秋に中間選挙もあるので、政策は中々変えることはできないパウエル議長。∴金利上昇を容認している今。『資産買い入れは3月に終了&3月に利上げ開始』を明言したパウエル)
近藤さんは「QTと利上げはセット」「大幅な利上げは禁物」「大幅利上げを避けるために、QTを進めなければならない」と。短期金利が上昇してしまうと、長短金利差のフラット化etc. でマーケットのメインストリートが殺されてしまう。一方で、インフレ放置だと資産インフレの上昇が留まる事を知らず、∴バブル崩壊を招く事態となる。
「インフレに対し、政策が後手に回ってしまった」と認めてしまうことになるので、「現在の米景気は強い。非常に強い」という姿勢を崩せないパウエル議長。
「前回利上げ時の2015年(0.25%の利上げ)よりも今の景気は強いので、「じゃあ、0.25%以上の利上げとなるよね」と読んでいるマーケット。
Refinitiv:笠井康則さんは「最初の利上げ(3月)で50bps(0.5%)を叩いてくると見られる。その後は中間選挙があるので、小出しに25bps(0.25%)を続ける」と。(利上げによる中間選挙前の景気減速を避ける為)
…ヘッジファンドの運用者:3ヵ月区切りで運用している。
1月:組み入れ比率etc. アロケーションを作る(株・債券の比率、データによる業種選別etc. )。
2月:「+α」を取りに行く。銘柄選び・銘柄入れ替え(決算が良かった/悪かったもの。買われ/売られすぎているもの etc. )。
※債券専門ヘッジファンドの人なら、2年債/3年債・3ヵ月/6ヵ月物の”ゆがみ”で”+α”を取りに行く。
3月:結果を見ながら修正(ノーリスクのベンチマーク(年金・生保資金)に持っていきたい、という心理のはず、とも近藤さん)。
…現在は「株比率を落として、債券はデュレーション(期間短い物)」の流れが明らか。&もう既に終わっている今回。
(1月FOMCというスケジュールが分かっていたので、皆短期決戦の様相だった。とても分かり易かった)
→「次(3月FOMC)はどうするか」のアロケーション作りな今、とも。(株ピックアップの時期)
…今の急速な戻りは「FRBの金融引き締め警戒で長期金利(10年)が上昇していたが、もう上昇頭打ちとなってきた」から。
&企業の自社株買いがこれからシーズンとなってくるので。(ブラックアウト期間が終わった企業が続々と出てくるので(決算前自社株買い禁止))
&決算も良かった。∴強いフェーズな今の米経済。
&米債券の利ザヤは相変わらずマイナス(フラット化で)なので、株を買うしかない今の米マーケット。
…引き締め(利上げ)時に毎回起こる現象、「本音と建前」相場(”かっこつけ相場”)。
FRBは「そんなに利上げはしないです」は”カッコ悪いこと”だと思っている(株マーケットのサポート材料になるのが分かっているのに。絶対に言わない)。
利上げ自体、「3~4回やれば(上げ幅が無くなるので)もうできない」こともわかっているのに、その事を誰も発言しない今のマーケット(儲ける為の操作)。
…利上げは「1.5%で始まり、2.2%まである」とホリコさん。
「3~4回の利上げで、⇑1%もある」とも。
「利上げ開始から2~3年目以降でFF金利(政策金利)への負担となってくるので(極端な上昇操作は負担となる)、そんなに利上げ⇑はしないはず」
「2%くらいは行くかもだが、長短金利差(イールドカーブ)を見ながら利上げをするはず」
…名目金利ベースか、実質金利ベースか。
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- GDP:今年4%予想
- 名目インフレ率(物価変動除いた数字):今年3%予想(今8%)
→∴間違いなく経済・マーケットに有利。
→∴「米10年債金利が落ち着けば、マーケットを取り戻してくると見ている」と。
…FRB「QTやる(負債減らしていく)」と「ナス(GAFAM)の時価総額の目減り(1/31の大底)」はパラレルだった?
→「ただの偶然」と言い切ったホリコさん。「金利が下がるかどうかだけの問題」とも(成長企業の価値の裏付けは、長期金利なので)。
→∴「相関はない」
…メタ(旧FB)決算後、⇓10%となっているが。
デジタル通貨(暗号資産)もやめたし(売却したし)。
→「今夜も売りから始まると見ているも、長期金利(10年物)が落ち着けば、今年後半~優位になる」と。
よろしくお願いいたします。