暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#401

2022-02-10 09:13:14 | 日記

おはようございます。


<気になる材料>

  • NYホリコさん。「成仏の売り」で調整は終わった。

…1月初めからの「FRBの利上げを警戒」が因で急落していたマーケット(パッシブの人達の投げで更に加速スパイラルだった)は、「メタの急落」で幕を閉じた。「成仏の売り」。

→パッシブへの警戒感も薄れ、心理的に好転した。

…この20年でFRBの利上げは3回。金融引き締め時には、FRBは「利上げやるぞ」と格好つける癖が恒例行事となっているので(前回2015年利上げ時も『利上げやるぞ』と表明してから1年間は何もしなかった(2015年12月に『利上げやる』と表明、実際に利上げを始めたのは2016年12月))、「ビビってる人が多いが、そろそろ”則”として学べ」とホリコさん。本当は利上げしたくないのだから、ノロノロとヤル気のない姿が本当のFRBの姿だという事を。

…CPI:足元強いのは既に分かっている。「物価上昇はどこで落ち着く?」→CPIで判断するのではなく、

          • PB(基礎的財政収支プライマリーバランス)
          • IMFの価格(資産価格・資源価格etc. )

→∴「”実際に買っているモノの価格”を見ることが大切だ」とホリコさん。

…企業は今、資源高やサプライチェーン問題での運賃高騰など、全てをそのまま価格転嫁している(価格に全てを乗せている)

→企業側にメリットが行っている今(やっとマーケットに反映されてきた)

→これから1年は、企業の業績・景気が物凄く良いはず。

→∴わずかな金利で一喜一憂するのではなく、業績・決算に目を向けること!

…10年物BEIも2.4%。下がってきている。「⇑に行くことはあっても必ず落ち着く」と。

  • ロシア:リャブコフ外務次官。ロシアメディアの報道(ロシアとウクライナの国境に近い東部ハリコフに、米はTHAAD(迎撃システム)の配備を検討中)を受けての発言。

リャブコフ「挑発以外の何物でもない」「ウクライナ問題を巡る政治的・外交的な解決が遠ざかる」と非難。

BS1キャッチ(AM8:00~)では、「不測の事態があるかも」と。

今日2/10∼2/20の予定でロシアとベラルーシの合同軍事演習に対抗して、急遽ウクライナ・NATOも2/10から「合同軍事演習を行う」と(ドローン・対地)

(ベラルーシ入りしたロシア:ゲラシモフ参謀総長。&3万人の兵(7割が集結)。『爆撃機・ミサイルの訓練』とロイター)

→∴挑発的になると見られているウクライナ。

ミンスク合意の解釈が違うロシアとウクライナ。

  • ミンスク合意について。

ロシア「ウクライナのNATOへの加盟は無い」を確約している。

ウクライナ「ロシアの⇑捉え方に警戒」

  • 米イラン:核合意間接協議を再開。「交渉は最終局面」と。
  • クリーブランド連銀は、CPIウォッチャーとして強いことで有名。クレディ・アグリコル証券:森田さんは「Fedの踏み込んだ発言だが、”Fed全体”の総意ではないので見極めが必要」と。
  • 今朝モーサテ:みずほ証券:山本さん。円高リスクの要因。⇓⇓⇓

米:

          • FRBが利上げ停止
          • ISM製造業景気指数が50割れ
          • トランプ氏再選の期待上昇

日本:

          • 日銀が長期金利上昇を放置(インフレ加速)
          • 日銀の審議員人事
          • 政治家発の円安懸念発言(口先介入・悪い円安)
          • コロナ後に海外投資家による対日投資の活発化

地政学リスク:

          • ウクライナ
          • 台湾

よろしくお願いいたします。


株価予想日記#400

2022-02-10 07:20:45 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。


<今日の私的材料>

  • 2/9(水)PM10:00のMX:WORLD MARKETZ、another stage:近藤さん。

…米10年債利回りが2%に達しそうな今。

→今の状況なら、2%は通過点にすぎない。「パウエルの『雇用を崩さずに利上げする』は本当にできそうなので、2%は行く」と。

…1月FOMCでパウエル議長は「労働市場を脅かさずに、金利は上昇していく」と断言していた。

&先週金曜の雇用統計が強かったことでの現況1.9%半ばらへん。

&そこにコンベクシティヘッジも絡んできてる今。

…去年2月・3月も金利は上昇していた。

        • 2月:コンベクシティヘッジによる金利上昇(MBSのヘッジ。スピード違反の時)
        • 3月:上昇したが、それほどでもなかった。

…今年(今)の金利上昇は、非常に神経質で難しい。

「3月のFOMCで利上げ開始。QTがどのくらいコミットしてくるか」が大注目となっている今。

→FRB「QTについては3月で議論を始め、+もう一回(のFOMCで)議論」と。∴「5月までにQTの結論が出ると見ている」と近藤さん。

①BS(バランスシート)圧縮について、3月のFOMCで”道筋”が出てくるか。

②QTでは、米国債よりもMBS(不動産ローン担保証券)を圧縮すると見られているが、「BSは米国債が中心であるべきだ」という発言が出るかどうか(もし出れば需給が狂う可能性がある)

「BS圧縮でMBSを外していく」とFedが発言すれば暴落となるので、その前に売ろうとしているヘッジファンド。

…マーケットに「『BS圧縮は、MBSから先に外す』は本当に合理的なのか」という問題が必ず出てくる、と近藤さん。

FRBが、MBSから先に売る(外す)となると、MBSを持っている人のリスクが上昇することになる。∴MBSを売りたい人が増える。

→も、MBSは満期になるまで売ることができないので、長期国債(10年)を買って、ヘッジをする。

→∴米国債とMBSのスプレッドのワイド化懸念へと。(米国債金利⇓、MBS売りで金利⇑)

…10年債とMBSのスプレッドがワイド化するのを避ける為、FRBは「ヘッジファンドよりも先にMBSを売り、ヘッジファンドよりも先に米国債を買う」という手法に出てくるかも、と。

(現況のクレジットスプレッドのワイド化は、丸投げされたFRB(FRBから買いオペ債券分を丸投げされてるBR)によって既に『先に売られてる』状況なのか?)

∴”金融正常化”で、今度は「クレジットに走らなくても良い」という状況になってくる。

→「MBSの負債の量を落とす」ということは、コンベクシティヘッジではなく、逆に国債を買わなければならない事態となるので(ヘッジで)、「先に外そうとするFRBよりも先に外そうとするヘッジファンド達」という構図となるだろう、と。

→ヘッジで国債を買うので金利は⇓となり、上昇は無くなる(上下拮抗となると見ている、とも)

→∴10年債買い(金利⇓)でのナスダック⇑か?

※「コンベクシティヘッジで米国債売られる」は今月一杯で終わると見ている、と近藤さん。(3ヵ月1クールで動いているヘッジファンド。1月目はβを取りに行く、2月目は+αを取りに。3月目は安定ベンチマークで、という所が多い)

※FRBはどうしてMBSを外したがっているのか?⇒パンデミック時の金融緩和政策で、危ない社債もじゃんじゃん買っていた。買いオペで。=地雷の不発弾のような存在に。

  • 米国債・新発10年物国債入札に強い需要。&今夜CPI。も、過度な警戒感は広がらず。マーケット好転?$円は米5年債利回りと連動。

…2020年5月以来の高さとなった応札倍率(2.68倍)

(2020年5月頃に急激に買われ→2020年7.8月頃に急激に売られた。裏にFRBから丸投げされたBRの存在有り)

→今夜の米CPIが1980年代以来の高い伸びになると見られているにも関わらず、強い買い意欲となっている(昨夜MX:WORLD MARKETZ:近藤さんの言う『MBS売り+ヘッジでの10年債買い』か)

→今朝モーサテ・クリーブランド連銀:メスター総裁発言の報道。

「3月FOMCでの政策金利引き上げを支持する」としたメスター総裁。「インフレの高止まりや、労働市場のひっ迫懸念etc. より速いペースで金利を引き上げる必要性がある」と。

また、FRBはBS縮小(QT)について、保有資産を米国債中心にすることを示唆しているが、これについてもメスター総裁は「ある時点で住宅ローン担保証券(不動産担保証券)の一部を売却することを支持する」との発言を出し(BS圧縮(金融正常化)を加速させるために、と)、これに反応した入札だった?

…米SEC:ヘッジファンドに情報開示義務。「ETF乱立な今、透明性を保つために」とSEC。∴ヘッジファンドにメスを入れてきた。(=民主党内のウォーレンら左派の力が強いという事か。バイデン弱化。=ウォール街は困る)


よろしくお願いいたします。