「いいか! ババコンガの行動パターンをしっかり見るんだっ!」
俺は剣を抜き構えた。
いつもの片手剣ではなく、二刀流だ。
盾はない。
防具もほとんどない。
全てを避け、攻撃するしかない。
まずは背後から一断ち。
鋭く雄叫びを上げ、振り下ろされた腕に吹き飛ばされた。
「すぐに離れろ! チャンスは向こうの攻撃中と避けた後だ!」
「ババコンガが両腕を振り回したぞ。
この後、仰向けに倒れ込むからな!」
「胸を反って腹を出した!
前からの攻撃は受け付けないが、後ろはがら空きだ!」
「前のめりになって尻を上げたぞ! 放屁されてるうちに頭部に切り付けろ!」
「ジャンプをしたら影を見ろ! 落下した後は無防備だ!」
「イチイチうるせーな!」
必死に走り、切り付ける。
まさに休む暇なし。
「いいから走れ! ほら、俯せになって暴れ始めた! もう少しだぞ!」
「ウオォォォォォ!!」
俺は渾身の力で両手の剣をたたきつけた。
長い断末魔の末、ババコンガはゆっくり倒れ込んだ。
俺は息を切らしながら、黙って見ていた。
「何してる、剥ぎ取らんか」
「ハイ」
俺が大きく頷くと、教官は満足そうに頷き返した。
ついに倒した。
訓練所とはいえ、ババコンガを一人で。
俺は剣を抜き構えた。
いつもの片手剣ではなく、二刀流だ。
盾はない。
防具もほとんどない。
全てを避け、攻撃するしかない。
まずは背後から一断ち。
鋭く雄叫びを上げ、振り下ろされた腕に吹き飛ばされた。
「すぐに離れろ! チャンスは向こうの攻撃中と避けた後だ!」
「ババコンガが両腕を振り回したぞ。
この後、仰向けに倒れ込むからな!」
「胸を反って腹を出した!
前からの攻撃は受け付けないが、後ろはがら空きだ!」
「前のめりになって尻を上げたぞ! 放屁されてるうちに頭部に切り付けろ!」
「ジャンプをしたら影を見ろ! 落下した後は無防備だ!」
「イチイチうるせーな!」
必死に走り、切り付ける。
まさに休む暇なし。
「いいから走れ! ほら、俯せになって暴れ始めた! もう少しだぞ!」
「ウオォォォォォ!!」
俺は渾身の力で両手の剣をたたきつけた。
長い断末魔の末、ババコンガはゆっくり倒れ込んだ。
俺は息を切らしながら、黙って見ていた。
「何してる、剥ぎ取らんか」
「ハイ」
俺が大きく頷くと、教官は満足そうに頷き返した。
ついに倒した。
訓練所とはいえ、ババコンガを一人で。