先日私の手元に渡ってきたカツミのEF70(旧製品)です。
外観には全くと言っていいほど破損はありません。
がしかし、KATOのスタンダードパックで走らせようとすると出力全開でも超スロー、若しくはブレーカーが落ちてしまう状態に。
古い物ですし、整備すればきっと走るだろうと言うことで早速作業にかかります。
床板と車体を留めているボルトを外し分離します。
ちなみに16番のブラス製電気機関車をいじるのは初めてなんですが、巨大なウェイトにびっくりしました。
あと、どこからどこに電気が流れているのかを理解するのにちょっと時間がかかりました。
そしてこのモーター。
写真等では見たことがありましたが、現物を見て触るのは初めてです。
縦型モーターって言うんですよね?ブラシが剥き出しでなかなかワイルドなモーターですね(汗)
これはインサイドギア駆動と言うのでしょうか。
この部分の調子が悪かったら多分私には手に負えないでしょう。
車輪を浮かせた状態で通電させて見たところ、モーター以外からは特に異音は無かったので今回ギアをいじる必要は無さそうです。
車体と床板を繋いでいたライト関係のコードを外し、床板だけの状態にします。
この状態ならば1台車毎に調子を見れますね。
床板から台車を抜きました。
ブラシを外して整流子を見ます。
だいぶ汚れが飛び散っていますし、表面にも小傷が見えます。
とりあえずここはクリーナーで汚れをふき取っておくだけにします。
ブラシにも汚れが付着していますので拭き取ってあげます。
台車枠を外し車輪を磨き、各回転部分にはグリスを塗っておきます。
拭き取りに使った綿棒です。真っ黒…。
元通り組み立てたら端子から直接通電して試運転。
1台車だけでの通電とは言え、パワーパックのつまみの位置が1/3程度から回転を始めたのには驚きました。
要するに油切れだったんですね、きっと。
2つ目の台車も同様の整備をし、床板に戻します。
配線は今回車体側とは繋がず、モーター同士を繋ぐ形に仮配線をしました。
将来的にはライトのLED化と、車体の再塗装をしたいですね。
画像はありませんが、中間台車は軸受け部分にグリスを塗って回転を良くしてあげています。
以上、ライトは点きませんがちゃんと走る機関車になりました。
貨物列車なんかをガンガン引かせたいですね~。
最後にNゲージのEF70とのツーショット。
やっぱり16番は大きいですね!
以上です。