今回はフジモデル製真鍮キットのマニ36(スロ60改)を製作します。
諸先輩方の製作記事を参考に進めてみようと思います。
16番の真鍮キットを組み立てるのは初となりますが果たして・・・。
キットの内容物を確認したらまずは扉関係を作ります。
荷物扉の荷摺り棒や乗務員扉等の引戸の表現を真鍮線などで追加しました。
扉関係の仕上げでは、ドアノブを取り付ける際に手元にあった小麦粘土をサポート材として使ってみました。
真鍮線から作ったドアノブは位置決めも保持も難しい為です。
このように盛り付けた粘土にノブを固定して裏側からハンダ付けする訳ですね。
いい事を思いついたぜー!と一瞬小躍りしましたが皆さん普通にやってらっしゃる様で・・・。
練り消しゴムを使う方法がネット上で紹介されていました。
ハンダを流した後は粘土を取り去れば御覧の通り。
荷物扉のノブも付けてしまいましょう。
この方法のお陰で細かいパーツの取付が大変捗りました。
車体の製作に入りましょう。
ベーク板とヤゲン台(Vブロック)を使い各部の水平垂直を確認します。
曲がっている所は指でジワジワと調整して行きます。
精密正確な作業ではありませんが、組立後の歪みを極力無くしたいので時間をかけて調整しました。
妻板と各扉を取り付けました。
車掌側妻面は妻板に側面扉を取付けた後に、荷物室側妻面は側面に扉を取付けた後に双方ともVブロックを利用してハンダ付けしました。
なんとか歪まずに取り付けられたようです。
雨どい・シルヘッダー・キャンバス押さえ・窓枠・手すり・号車札差し等を取付けた所です。
鋼製コンパスで取付位置をケガき、ステンレス定規と大型クリップで各部品を挟んでハンダ付けしました。
ドア付近の手すりは0.4mm径真鍮丸線、妻板手すりは0.3mm径真鍮丸線からの工作です。
車掌側妻面の雨どい端は自分流にアレンジしてあるので実車とは異なります。
床板取付アングルも取付けました。
今回はC型クランプを使った簡易な取付治具を用意してみました。
使用方法はこんな感じです。
多少ずれても後でスペーサーを挟んで調整すればいいかな程度の軽い(いい加減な)気持ちにて。
以上、次回に続きます。
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「16番・フジモデル マニ36(スロ60改)の製作 その2」