先日某氏が入手した「フジ工房 チョイ曲げシリーズPart1 手すり基本曲げ機」を試させて頂きました。
どんな代物なの?と言いますと、物自体はやっとこの派生型と言った感じで、
一旦寸法を決めてしまえば同じ寸法の手すりが連続して製作できてしまうと言うスグレ物です。
それでは早速試してみましょう。
今回実験台にしたのは16番・TOMIX製EF81型電気機関車です。
この機関車、主だった手すりがプラ製で強度的にやや不安が残ります。
そこで今回この手すりを真鍮線に置き換えてみよう、と言う訳です。
作業風景です。
線材は0.4mm径の真鍮線を使いました。
曲げ機に付属する厚手の真鍮板を適宜移動させて手すりの幅を決めますが、位置決めをするのに何度か試作が必要になります。
試作した結果が良ければそのまま必要数分手すりを曲げて行けばいいので、作業効率はだいぶ良いのではないでしょうか。
一回折り曲げたL字型の線材を必要数より多めに作っておき、二度目の折り曲げ時の前に厚手の真鍮板の位置決めをする順にすると良いと思います。
二度目の折り曲げが終わった手すりです。
このまま手すり幅がバッチリ決まる時もあれば、少々の修正が必要な時もあります。
各々の手すりの製作冶具を作る手間を考えれば、この曲げ機を使った方が楽なシチュエーションも多いかと。
という事で製作した手すりを装着して見ました。
角度を変えて。
ヘッドマーク掛けの脇の手すり(飾り帯の下)は、曲げ機の構造上製作出来ない寸法でしたので、
曲げ機による真鍮線化は見送りです。
この曲げ機で綺麗に曲げるには幅4mm程度が限界のようです。
曲げ部分を加工すれば4mm以下も行けるでしょうが借り物ですのでここでおしまいです(笑)
以上、フジ工房のチョイ曲げシリーズPart1「手すり基本曲げ機」のお試しレポでした。
手すりがサクサク出来上がる様は作業していても気持ちの良いものですね。