G’Sの小部屋ブログ

G’Sの狭い作業台から

メッキ風塗装を試してみました

2016年06月08日 | その他の模型



以前から気になっていたメッキ風塗料の試し吹きをいくつか行なってみました。
使用した塗料は以下の2点です。




1つ目はみなさんご存知のMrカラースーパーメタリックのSM08「メッキシルバーNEXT」です。
希釈について水性ホビーカラーのうすめ液を推奨しているので恐らく水性アクリル系塗料なのでしょう。




黒色で平滑な面であれば、かなり適当に吹いても画像のような鏡面が得られます。
様々な方々のブログを拝見しましたが、この「平滑な面」を出すのが大変みたいです。




2つ目は染めQテクノロジィ「メッキ感覚スプレー・シルバー」です。
プラ板に吹いてみましたが、ある程度平らな面であれば特に下地処理をしなくてもそれなりの鏡面が得られます。
ただし乾燥が非常に遅く、触れるようになるまで10~20日程かかりました。
ちなみに素手で触ると指紋がはっきりと残ります。そしてそれを擦って消そうとすると鏡面効果がなくなるので要注意です。
そこを注意すれば楽にメッキ感覚が得られると思います。




メッキ感覚スプレーの性質といいますか、どのシンナーで洗浄や拭取りが出来るのか試してみました。
ご覧の通り、タミヤのX-20エナメルシンナーで程よく溶けました。
これで吹き付けに失敗した時や器具の洗浄にも使えますね。




それでは早速いろいろ試してみましょう。
初めに犠牲になって頂くのは鉄コレの岡山臨港キハ5001です。




Mrカラーのウイノーブラックを全体に吹きつけ、




メッキシルバーNEXTを説明書通りに吹きました。




出来上がったのがこちら。
ちょっと輝きの良いシルバーですね。
東急8500系などに使えそうかも。





鏡面効果は無いようです。
やはり黒を塗っただけではだめなようです。割と艶があるように見えたのですが・・・。




続いては新潟交通クハ37です。






今回は下地にアトムハウスペイントの水性スプレーの黒を使います。
メッキシルバーNEXTの説明書には水性塗料の上に吹いても効果が薄いとありますが果たして。




結果はこのように。ガンメタっぽくなりました。
メッキシルバーNEXTの吹きが足りない様な気もしますがどうなんでしょう。




今回も鏡面にはなりませんでした。




今度は北陸鉄道キハ5201です。
Mrカラーのウイノーブラックを吹き付け後、Mrカラーのスーパークリアー3を吹き付けました。
クリアーコート後の磨き出しなどはやっていません。吹きっぱなしです。




何となく文字が映っているので期待出来そうですね。




メッキシルバーNEXTを吹いてみました。




車体の角部分のシルヘッダーにいい輝きが出ています。
これはちょっといいかも。




文字もある程度読める位には鏡面になっているようです。
クリアーコート後に磨き出してからメッキシルバーNEXTを吹けばもっと良いかもしれませんね。
ちなみにメッキシルバーNEXT吹き付け後は1~2日程度で触れるようになります。
指紋が付く事もありませんでした。




最後は同和鉱業キハ302です。
これだけメッキ感覚スプレーを使用しています。
ただしスプレーから直接吹き付けるのではなく、一旦紙コップに塗料を出し、ガス抜きをした後にエアブラシで吹いています。
下地はブラックで処理していません。模型の地肌そのままです。




吹き付け直後の写真です。
文字が読めますね。




15日程乾燥させた後に組み立てました。




下地処理をしていない割にはよく文字が映っています。
メッキ感覚スプレーは結構お手軽かも。
ですが触れるようになるまで長時間かかり、指紋が付かないようにせねばなりません。




以上、4両でいろいろ試して見ました。
画像左から
・岡山臨港キハ5001(ウイノーブラック→メッキシルバーNEXT)
・新潟交通クハ37(水性塗料の黒→メッキシルバーNEXT)
・同和鉱業キハ302(下地なし→メッキ感覚スプレーのエアブラシ吹き)
・北陸鉄道キハ5201(ウイノーブラック→スーパークリアー3→メッキシルバーNEXT)
下地の状態や塗装後の使用方で使うメッキ風塗料の種類を替えれば色々面白い使い方が出来そうです。

以上!

2016.6末日追記
メッキ風塗装を幾つか試して見た結果、実際に採用して見た作例です。
Nゲージ・西武の新型特急電車の製作 (完成)


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