G’Sの小部屋ブログ

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16番・エンドウ ワフ35000改造のレールクリーニングカー(砂消し回転型)

2022年09月13日 | 鉄道模型(16番及びHO)

久々のレールクリーニングカー製作です。
今回はトミックスのNゲージ・クモヤ193系クリーニングカーを参考に、車輪型の砂消しを回転させてレールを研磨する方式で製作します。
運転会では始発列車前に参加者総出で砂消しを片手にレールを磨き、その後に拭き取り式のクリーニングカーでレール面を仕上げています。
その作業を何とか軽く出来ないかと考え製作を決定した次第です。割と腰に来ますからね・・・砂消しの作業は(歳)



では早速作業を始めましょう。
今回餌食になってくれたのはエンドウの古い貨車、ワフ35000です。
とりあえず床に大穴を開けました。



ハンダ付けされていた屋根を外しシンナーに漬け込むこと1週間、塗装が剥がれました。
レストアや車内の作り込みをしたい時と同様の作業ですね。
車体各部に結構サビが出ています。
また、プライマーと思われる物が表面に薄く残っているのでこれは後に錆と共に研磨して落とす事にします。



研磨用車輪を製作しましょう。
用意したのは100均で購入した砂消し(4本入り)です。お得です。



車輪の削り出しは以前「OJゲージ 紙で作る旧型客車のショーティー5両編成」で採用した方法で行います。



削り出した砂消しは2mmプラ角棒とプラ板で製作した治具で約2mm幅に切り出します。



金属製車輪を引き抜いた車軸にはギヤ(レインボープロダクツ製)とプラパイプのスペーサーを取付け。



車軸両端にフランジ用プラ板と砂消しを固定します。
後に砂消し交換を行えるようにゴム系接着剤を使用しました。




車内の工作に入ります。
駆動用モーターはマブチのFA130、電池は単4を2本直列で使用します。
クリーニングカー自身で電源を持っている為、レールの状態や走行速度に係わらず使用することができます。
ちなみに車輪の回転方向ですが、常に車掌室を前にして進む方向になっています。



スイッチは床下に配置しました。



以上で準備が整いましたので、レール研磨を早速やってみましょう。



スイッチを入れ、3~4往復させてみた状態です。
僅かに輝きが増したようです。(※個人の感想です)
これならばレール上面に付着した黒い粘土状の汚れが除去できるでしょうからOKとします。



試運転の結果も良好でしたので車体の再塗装に入ります。
スポンジヤスリをリューターで回転させて錆とプライマーらしき膜を一気に落としました。




水洗い・乾燥・マルチプライマー吹きの後はブラックを車体内外に吹きます。
ブラックは横着をしてホームセンターで売っているアクリルラッカースプレーで塗りました。



車体標記はステッカー用紙に印刷した物を用意。





車体を元通り組み上げて完成です。



尾灯はシルバーを塗った後にクリアーレッドを厚く塗り重ねてレンズ状にしました。



運転会に持ち込み試運転です。
ワフ(レール研磨)、ナハネフ(埃の吸い取りとレール面の拭き取り)、機関車の3両編成で推進運転をします。
結果は良好(※個人の感想です)で、手作業による砂消しでの研磨作業は不要となりました。めでたしめでたし。



使用後の車輪を見てみましょう。
同じ曲線方向でずっと走らせた為、片減りをしていました。
また、フランジの作りが薄くいい加減だったらしくポイントで割り出しや脱線を何度か引き起こしてしまいました。
ここは要改良です。



ということでフランジの形状と厚みを見直して作り直してみました。



改良の結果割り出しや脱線も無くなり快適にクリーニングを行えるようになりました。
また左右カーブを同程度に走行するように運用を組んだところ、砂消しの偏摩耗を軽減出来ました。
クリーニング開始から3~4周程度でワフは運用を外れるので砂消し交換は頻繁に行う必要は無さそうです。

以上!

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