第83回アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞したこの映画
11日に公開され 早速 観に行きました。
舞台はニューヨークが誇る有名なバレエ楽団。
幼い頃からバレエしかしてこなかった「バレエ漬け」だったニナと
自分の夢をむりやり我が子に背負わせようとするママ。
ニナは抑圧的なママによって厳しく育てられたバレリーナです。
弱肉強食の世界。
嫉妬 策略 足の引っ張り合いなどなどプリマを得るためにさまざまなドラマが展開。
ニナは念願かなってプリマドンナに抜擢されます。
清楚なホワイトスワンに比べ 強欲で官能的なブラックスワン
本物の舞台では
オデット(ホワイトスワン)とオディール(ブラックスワン)は二人のダンサーが踊りますが
今回の演出は一人二役という設定。
聖女と悪女の両方を演じねばなりません。
優等生のニナは 清楚な白鳥は完璧なのに黒鳥がうまく踊れない・・・
少しでも気を抜けば 役を奪われてしまいそうな重圧の中で
精神的な狂気が芽生え蝕まれていきます。
ニナの中の抑圧された人格が幻覚となって現われ
異常なまでに自分を追い詰める強迫観念 血の妄想
彼女が徐々に狂気に変わっていく姿・・どんどん引き込まれていきます。
とても展開の早い映画だとの印象を受けましたが
それぞれのシーンの描写が過激で 見るのも耐え難い そして頻繁。
ストーリー以上の映像の衝撃の凄さ。
R-15指定も納得です。
プリマに抜擢されたひとりのバレリーナが
心の闇に囚われていく姿を描いたサスペンスドラマ としてだけではかたづけられず
「サイコホラー」の言葉がピッタリかもしれません。
108分の映画がとても早く感じるほどの内容の濃さです。
夢を追いかけて叶うと嬉しい
でも 執着してしまうことはとても「怖い」ことなんですね。
主役を演じた「ナタリーポートマン」は
17年前の映画「レオン」の 「マチルダ」 を演じた女優さんです。
パソコンのSOSがきたので
叔母のところへ行ってきました。
茶花の好きな叔母の庭に咲いていたお花の一部は
「オオヤマレンゲ」
「フタリシズカ」
「チョウジソウ」
心洗われるお花たちです。
追伸 一緒に映画を観にいった家族の中の約1名は
「ブラックスワン」 は気がすすまない と「ガリバー旅行記 3D」を観に行きました。
つまらなかった・・・というのが感想だそうです。
ご参考までに。