核兵器を論じるなら、「核兵器を持っている人がいる。核兵器を欲しがっている人がいる。」に尽きると思います。「核兵器を持っている人」は常に「核兵器を欲しがっている人」を牽制しながら生きていかなければならず、自制が求められます。
北朝鮮は「核兵器を欲しがっている人」でしたが「核兵器を持っている人」になりました。北朝鮮が節度ある振る舞いをするとは思われません。これは殊ほど左様に危険な事です。
「核兵器を欲しがっている人」がいなくならない限り核兵器を廃絶する事は出来ません。反核運動家は「核兵器を欲しがっている人」に対してアプローチを行い「核兵器を持っている人」にならないようにしなければならないのです。
これまで、反核運動家は「核兵器を持っている人」と「持つつもりのない人」に対して活動を行ってきました。しかし北朝鮮の核保有を止める事は出来ませんでした。意味のない自己満足な活動だったのかもしれません。
反核運動家の皆さん、本当に核兵器を廃絶したいならその覚悟を見せて欲しいものです。国連で活動している場合ではありません。反核運動家が例えばイランに乗り込んで核開発を止める事ができたなら、世界は変わるかもしれません。
尤も反核運動を目的とせずに反核運動をしているのならこれまでの活動も納得できますね。