放言随記

凡人の独り言です。人の役には立ちません。悪しからず。

在外選挙の記憶。情けない日本人。

2010年07月07日 23時58分32秒 | どうしたものか

筆者は2000年にちょうど海外赴任中で、在外選挙を経験しました。現地の日系メディアも盛んに広報を行っていました。とてもありがたい事だと思い、何の疑問もなく投票所に出かけた所あまりの人出の少なさに驚いたのを良く憶えています。


国は違いますが、10年経った今でも変わらない様ですね。


海外在住の日本人はとにかく選挙に関心がありません。日本の事なんかどうでもいいのかと思えば、以外に一時帰国を楽しみにしています。仕事とレジャーのことしか興味がありません。


在外選挙は各国の大使館や領事館の職員が時間を掛けて準備して行うわけです。それに応えようという気持ちも薄いのです。いつから日本人はこんな冷たい人達になってしまったのかと、とても情けない気持ちになったのも良く憶えています。


 


筆者が赴任していた国では選挙は国民の大きな関心事でした。いつも殺人事件が起こります。当選した候補が反対陣営の有権者に殺されてしまうこともあります。それはさすがに行き過ぎですが、日本人としては自分たちの選挙に対する姿勢を見直すいい教材になる筈ですが、多くの日本人達はあまり反応しません。そもそも報道に接する事がないのか、感受性がないのかよく解りません。


 


現代日本人には何か重大なものが欠けているのは間違いなさそうです。どうしたものか。