続いて、生瀬トンネルより宝塚側の、武庫川上に構造物を張り出して国道176号現道を拡幅する部分の現状を紹介します。
張り出し部分の構造物の一部は何年も前に設置済みですが、国道の対岸に渡る西宝橋が邪魔をしてその先に進めない状況がずっと続いていました。しかし、西宝橋は2022/9/8の早朝に仮橋に切り替えられ(ブログ記事「名塩道路生瀬トンネル前の交差点や橋の様子(2022/9/11)」参照)、12月頃から撤去工事が開始されました。
2023/2/11時点では、南側2スパンは完全に撤去が終わっており、3スパン目の撤去の真っ最中です。武庫川の全幅にわたり土砂を盛って撤去工事を遂行しており、この工法だと確かに春~秋の出水期には工事は無理ですね・・・
旧西宝橋という邪魔ものが取っ払われたことにより、残された部分への張り出し用構造物の設置が可能になりました。果たして、2023年度にこの部分の工事予算は付くでしょうか?
武庫川の対岸にて(バックは撤去中の旧西宝橋)。週間工事予定をはじめとする各種情報を表示するデジタルサイネージのタイトルは、「西宝橋架替工事」ではなく「名塩道路武庫川張出橋下部他工事」となっています。あくまで本命は名塩道路の整備ですからね・・・
国道拡幅後、同じ場所に再架設される西宝橋の完成予想図(国道側から見た様子)。工事着手前には「完成予定時期 令和6年3月ごろ」と書かれていましたが、「6」が「8」に訂正されています。
(つづく)