全国交通ニュースブログ

2023/3/25の八幡浜道路開通で、四国~九州間フェリーのアクセスが改善されます

愛媛県における高速道路ネットワークには、「3つのミッシングリンク」があります。

 1.四国8の字ネットワーク(津島岩松IC以南)・・・2021/5/1付ブログ記事でいうところの「3.窪川~中村~宿毛~宇和島間」

 2.今治小松自動車道の今治IC~今治湯ノ浦IC間・・・2021/5/1付ブログ記事でいうところの「1.今治~松山間」

 3.大洲~八幡浜間・・・今回の記事で紹介

3.ですが、古くからの港町であり大分県佐伯方面へのフェリーも発着している八幡浜市が高規格道路の空白地帯となっており、これを打破するために松山自動車道の大洲北只ICと八幡浜市保内町喜木を結ぶ地域高規格道路「大洲・八幡浜自動車道」が愛媛県の事業として整備が進められています。

https://www.pref.ehime.jp/nan40124/yawatahamadoboku/outlineyawatahamadoro.html

https://www.pref.ehime.jp/nan40124/yawatahamadoboku/documents/pamphlet.pdf (事業パンフレット)

https://www.facebook.com/bigeight.highway (フェイスブック)

https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-hyouka/r3sai/2_r3_158.pdf (国土交通省道路局の令和4年度事業継続箇所再評価結果)

 

うち大洲から最も遠い側<伊方原発の避難経路として重要です>の名坂道路は2013年に開通しましたが、このブログを書いている時点で、残りの区間の状況は以下の通りです。

 (1) 八幡浜道路(八幡浜市街地をトンネルでバイパス)・・・2005年事業化、2023/3/25開通予定

 (2) 夜昼道路(大洲・八幡浜市境の夜昼峠をトンネルで突破)・・・2013年事業化、整備中だが開通時期未定

 (3) 大洲西道路(大洲北只ICから、現国道197号南方の山をトンネルで突破)・・・2017年事業化、設計中

八幡浜道路の開通により、オレンジフェリーの八幡浜~佐伯航路のアクセスが大きく改善されることになり、フェリーの公式サイトでも大きく紹介されています。

https://www.orange-ferry.co.jp/5542.html

そして、佐田岬メロディーライン(国道197号)の先の三崎港と大分市の佐賀関を結ぶ「国道九四フェリー」へのアクセスも改善されます。

https://www.koku94.jp/route/

同社は近鉄グループであり、帰省シーズンになると近鉄電車の車内で「関西から大分への近道」として宣伝されます。佐田岬メロディーライン区間はよく整備されており、最大のネックが大洲で高速を降りてから名坂道路の入口までの山越え&市街地通過でしたが、後者からようやく解放されます。

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