内田康夫
本棚の内田康夫のコーナーで、
見るからに古ーい本を見つけた!
書かれた日付を見ると1990年! 😱
私が36の時に、彼はもうこんな素敵なミステリーを書いてたんだ❣️
『警察にとって、マスコミだのルポライターなどなのは、犯罪者以上に天敵である。
いや、犯罪者は警察のお得意様だから、大切にしなければならない存在だ。
この世の中から犯罪がなくなれば、警察官は全員失業しなければならない。
病人がなくなると、医者や病院が、
戦争がなくなると、軍人や軍需産業が失業すると同じであるだから、
警察官が犯罪者を憎んだり、医者が病気を憎んだり、
軍人が戦争を憎んだりするのは、
甚だしい自己矛盾などだ』
『浅見は、取調室で冷たくなったほっかほか弁当を食べながら、
かすかに聞こえてくる。捜査本部の慌ただしい動きに神経を集中させていた』
『新宿副都心の超高層ビルは、
既に15を数える。
浅見はここに来て、林立するビルを仰ぐたびに、
萎縮する想いだ。
こんなものを立てて、神様が気を悪くしなければいいが、、、などと考える』
そして30年以上も、
今読んでも何の違和感も感じずに入り込めるミステリーを書き続けてくれたんだね💕