東野圭吾
なんかね、言いようのない感じ。
脳移植を受けた人のお話なんだけどね
『手術は無事に終了した。
現在のところ異常は認められない。
信号の乱雑化、過剰電流の発生なし。
1分ごとのパターン記録と波形解析を継続的に行う。
生体的拒否反応反応もなく、生命維持活動は順調に行われている。』
👆こんな文章で始まります。
『生きていると言うのは、単に呼吸しているとか、心臓が動いてるとかってことじゃない。脳波が出ているってことでもない。それは足跡を残すってことなんだ。
後ろにある足跡を見て、確かに自分がつけたものだとわかるのが生きてるということなんだ。』
これが書かれたのが1993年だから30年前。
だから、今では脳の移植なんてもっと簡単に行われているのかなー?
ちょっと怖かったけど、興味深い作品だった。