光沢のある乳白色が、光を受けて少しずつ表情を変えていきます。
ひんやりした白さから、温かな色を含む光がちらり。
ジラール・ペルゴ 1966 Lady
控えめなポイントダイヤに、優しい曲線の針、ホワイトゴールドケース。
シェル(蝶貝)はマザー・オブ・パールとも呼ばれ、そのうつくしさから
女性モデルに多用されています。
ミルクのような温かみのある光が良く似合うからでしょうか。
しかし、ややもするとフェミニンな華やかさが前面に表現されるシェル文字盤ですが、
このすっきりしたケースデザインと、ローマン数字を二箇所だけ、という潔さが
このモデルを引き締まった大人顔にしています。
きちんと落ち着いた様は、とても格好いい。
やはり女性らしい奥ゆかしさと、凛とした強さは共存しているものなのですね。
そして小振りなサイズで自動巻。
さすがはジラール・ペルゴ、秀逸です。