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ジャガー・ルクルト ジオフィジック・トゥルー・セコンド,ユニバーサル・タイム

2015-10-07 | Jaeger-LeCoultre


10月1日世界同時発売となったジオフィジックです。
先日も少しご紹介しましたが、10/5,6京都で行われました、ジャガールクルト 2015年 コンプリケーショントレーニングにおいて詳細説明がありました。
恐らく本格的には来年以降の入荷になると思います。
また、両モデル共に限定では無くレギュラー品という事で、ジャガー・ルクルトの全く新しいラインですね。もちろんムーブメントも含め文字盤、針、ケースも新デザインです。

トゥルーセコンド(1秒に1ジャンプ)=①読み取り認知力を強化②時間の正確な読み取り





ジオフィジック・トゥルー・セコンド Ref.8018420  39.6mm  ¥1,107,000(税込)

至ってシンプルなデザインですが、特徴は秒針がクォーツと同じステップ運針である事です。
またトゥルーセコンドという名称はジャガー・ルクルトだけに許されたものです。





ジオフィジック・トゥルー・セコンド Ref.8012520  ¥2,187,000(税込)

12時位置には、メーカーロゴの上にJLマークがあります。ジャガールクルトは最近このJLマークの定着化を図っていますね。例えばロレックスといえば王冠マークが頭に浮かびますが、ジャガー・ルクルトといえばこのマークを想像する方がどれくらいいらっしゃるでしょうか? そういう所からメーカーイメージみたいなものを定着させていくんですね。因みにこのマークは1962年から使われているそうです。
文字盤はグレイン仕上げで、針はドーフィン針ではなくバトン型を採用しています。





ジオフィジック・ユニバーサル・タイム Ref.8102520  41.6mm  ¥3,078,000(税込)

こちらのユニバーサル・タイムもトゥルーセコンドです。
オーソドックスなワールド・タイムで個人的に好きなデザインです。
リューズを一段引き出して針回し、2段目でユニバーサルディスクが回転します。





ジオフィジック・ユニバーサル・タイム Ref.8108420  ¥1,809,000(税込)

非常に立体的な文字盤ですね。大陸のエングレービングと、海をあしらったブルーラッカーはとても手が込んでいます。ブルーの海がグラデーションになっているところはいかにもジャガーらしいですね。
センターの赤白のラインは日付け変更線です。そのライン上に2個ビスが打ち込んでありますね。珍しく表側から文字盤を固定しています。




特徴的なムーブメントをご紹介します。




コチラはジオフィジック・トゥルー・セコンドのcal.770です。
この機械は見た目も特徴的ですね。まず、ジャガー・ルクルトはこのような直線的なコートドジュネーブ装飾はほとんどつかいませんでした。また、これまでローター外周にのみに使っていた22Kをローターを全体に使用しています。ローターにもJLマークが入っていますね。

cal.770
部品数:275個
振動数:毎時28,800振動
パワーリザーブ:40時間
厚み:6.57mm






この特徴的なテンプはジャイロラボと呼ばれています。天輪の新しい形でこれも初めて採用されました。こちらもJLロゴを意識しているそうです。空気力学を考えた摩擦が少ない高い精度を誇るテンプです。





文字盤側


裏側

こちらがトゥルーセコンドの機能を司る箇所になります。ステップ動作の為だけに30個以上の部品による専用輪列です。
特に特徴的な部品は、下画像の左に見えるガンギ車についたスターホイールと、上部に見えるバネ入りの専用歯車です。動画で見ると解り易いのですが…。
ムーブメントのパーツ数をみて頂いてもわかる通り、3針デイト付自動巻きで275個は多いですね。因みに、同じ3針デイト付自動巻きのマスター・コントロールに搭載されているcal.899で219個です。

また、商品が入荷しましたらご紹介致します。

※今回ご紹介した画像、図はジャガー・ルクルト社のものです。






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