本日はお客様のｵｰﾀﾞｰｽﾄﾗｯﾌﾟのご紹介です。
先日完成致しました、ﾚﾍﾞﾙｿ・ｽｸｱﾄﾞﾗ・ﾚﾃﾞｨ用のｽﾄﾗｯﾌﾟです。
現在は生産終了になっています、ｽｸｴｱ型の自動巻ﾚﾍﾞﾙｿですね。６時の６の中に日付けがあるｶﾜｲｲ時計です。
ご購入から7年以上になりご使用の純正ｱﾘｹﾞｰﾀｰが劣化した為、ｵｰﾀﾞｰ頂きました。
当時この時計はSSﾌﾞﾚｽか白ｱﾘｹﾞｰﾀｰというのがﾚｷﾞｭﾗｰでしたから、お客様も白ｱﾘｹﾞｰﾀｰをご使用頂いておりました。ｵﾌﾟｼｮﾝとして現在でも数種類ｱﾘｹﾞｰﾀｰがございますが、敢えて材質を変えてｲﾒｰｼﾞを変えようというのが狙いです。あと価格も純正ｱﾘｹﾞｰﾀｰよりずっとお手頃ですし。
《ｵｰﾀﾞｰ内容》
素材：ｶｰﾌ(ｼﾎﾞ革)
ｶﾗｰ：ﾍﾞｰｼﾞｭ
裏材：ﾍﾞｰｼﾞｭ(合皮)
ｻｲｽﾞ：12時側65mm,6時側105mm ﾗｸﾞ幅：18mm,ﾊﾞｯｸﾙ幅：16mm ※純正と同じ
厚み：純正と同じ
ｽﾃｯﾁ：生成
その他：ﾊﾟｰﾂ移植
納期：約3週間
価格：￥25,000＋TAX
↓
通常のｵｰﾀﾞｰﾍﾞﾙﾄと違うのは、この時計のﾍﾞﾙﾄは専用ﾍﾞﾙﾄだという事です。
その為普通は純正のｽﾄﾗｯﾌﾟを選ばれる方が圧倒的に多いのですが、今回はﾊﾟｰﾂを移植する事で専用ﾍﾞﾙﾄに対応して行きました。
普通のｶｰﾌのｵｰﾀﾞｰであれば￥15,000＋税くらいですので、ﾊﾟｰﾂ移植になると高くはなりますが、2万円台ならやる価値はあると思います。
他社でもこのようにﾜﾝﾀｯﾁで取り外しが出来る時計はあり便利ですが、ﾍﾞﾙﾄの種類が限られてしまうというﾃﾞﾒﾘｯﾄもあります。
今回の時計でのﾊﾟｰﾂ移植は初めてでであった為試行錯誤しながらの製作になりました。
この写真ではよくわからないかもしれませんが、当初革をｹｰｽに接する面に巻き込んで行きました。ところが、装着しようとしましたが、上手くｾｯﾄできません。巻き込んだ革がｹｰｽに干渉してしまったんですね。その為、画像のようにﾊﾟｰﾂの内側に軽く巻き込むように製作し直し、しっかりｾｯﾄ出来るよう作り直しました。
このｵｰﾀﾞｰﾍﾞﾙﾄは純正と同型同ｻｲｽﾞで製作しましたが、純正のｻｲｽﾞ、厚みがしっくりこない方は全て変更できますので、ご自身にあったﾍﾞﾙﾄを作っていけます。特に汗に強い裏材ﾗﾊﾞｰはこの夏かなり製作致しました。今回のﾍﾞﾙﾄは裏材にﾍﾞｰｼﾞｭの合皮をもってきたのは、時計の文字盤がｼﾙﾊﾞｰで、ﾍﾞﾙﾄ表面がﾍﾞｰｼﾞｭであった為、色のﾊﾞﾗﾝｽを考えた為です。あと、通常裏材のｶｰﾌに比べ合皮は多少の撥水性がある為です。
因みにｽﾃｯﾁは何十色の中から選んで頂く事も可能ですよ。
ﾊﾟｰﾂ移植は難しいものもありますが、ご興味あられる方はご相談ください。
お客様には気に入って頂き何よりでした。
今度はIWCﾀﾞｳﾞｨﾝﾁ(ﾌﾞﾗｳﾝ文字盤)に真っ赤なｸﾛｺﾀﾞｲﾙです。出来上がりが楽しみです。
今日はもう一つ、ﾊﾟｲｿﾝのｵｰﾀﾞｰｻﾝﾌﾟﾙが届きました。
11色あります。
久しぶりにﾊﾟｲｿﾝ3本程ｵｰﾀﾞｰしましたので、完成しましたらまたご紹介致します。
ご参考までに、標準のｵｰﾀﾞｰﾍﾞﾙﾄの価格です↓
ｸﾛｺﾀﾞｲﾙ：￥25,000＋税
ｶｰﾌ：￥15,000＋税
ﾘｻﾞｰﾄﾞ：￥17,000＋税
ﾊﾟｲｿﾝ：￥25,000＋税
※ｻｲｽﾞ、特殊形状、裏材等で価格は変わります。
林時計鋪
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