昨日簡単にご紹介しましたヴィンセント・カラブレーゼのナイト&デイです。
これが新品で残っているとは…凄い。
ヴィンセント・カラブレーゼ氏の作品としては代表的且つ魅力的なモデルです。
これまでベル&ロスとのコラボモデルや、最近ではゴールドファイルモデルなどご紹介してきましたが、今回の時計は生粋のカラブレーゼモデルという訳です。
Vincent Calabrese
1944年イタリア ナポリ生まれ
1977年スイスで創業
1980年オリジナルウォッチを完成させる
1988年AHCA(独立時計師会)を組織し、初代会長を務める
1989年バラディン(時表示窓が回転しながら分針の役割を果たすユニークな設計)発表
1994年ナイト&デイ発表
2008年ブランパンの研究開発部門
~2012年
2012年再びオリジナルウォッチ製作
~現在
今回入荷のナイト&デイは恐らく2003年頃発表になったモデルだと思います。
他に白文字盤や黒文字盤もありました。で、この色は当時ピンク文字盤?なんて言われていました。多分。サーモンピンクと言われれば…茶色ですね。
ヴィンセント・カラブレーゼ氏の時計って結構癖が強いものが多い中、歴代ナイト&デイシリーズの中でもこのモデルが個人的に一番好きです。ケース径は34mmしかありませんし、文字盤の感じも面白いですよね。
文字盤を拡大するとこんな感じです。
12時位置のお窓は日付けで、6時位置はパワーリザーブインジケーターです。
長短針、パワーリザーブ針はブルースチールです。
この頃のものだけですが、文字盤の質感は非常に独特で、和紙のようなコルクのようなザラつきのあるものです。これがGoodです。高級感は求めていませんね。どちらかというとカジュアル感が強いです。
既にお気づきの方もおられると思いますが、上が午前で下が午後です。
インデックス部分が窓になっていて、午前をローマン数字で午後をアラビア数字で表しています。
12時を過ぎるとガシャンとインデックスが切り替わり楽しいですよ。
ヴィンセント・カラブレーゼ氏はこれまで他メーカーに新しい機械を供給したり、自身のブランドから様々なモデルを発表してきました。
その中でも、バラディンとこのナイト&デイは特に名作と言えると思います。
機械のベースはETA2892-A2です。
ヴィンセント・カラブレーゼ
ナイト&デイ
ケース材:SS
ケース径:34mm
ケース厚:9mm
防水性:30m
¥840,000+税
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