
ご存知無い方が圧倒的に多いと思います。
Ref.8-big(SSケース40mm)グレナージュ文字盤入荷予定です。
限定数は5本。
美しくて凄くイイ時計です。
企画は聞いていたのですが、まさかこのようなかたちで実現するとは思っていませんでした。
実は昨年末一本入荷致しましたが直ぐにご購入頂きましたので、弊社でご紹介するのは初めてです。


針は代表的なコンビ針で、文字盤はギョーシェでは無くジュールコレクションに使用されていますグレナージュ文字盤です。
また、Ref.1140のプラチナモデルに採用されています、ホワイトゴールドのアラビアインデックスを使っています。
ケースをSSにする事で価格を抑えて220万円+税です。生産終了のレギュラー品だったものと比べると高めなのですが、本来の値付けの場合この金額では収まりません。現物を見て頂けるとご納得頂けると思いますよ。
今回この時計を使って少し細かくご紹介しようと思います。
【ケース】

短いティアドロップ型のラグが特徴で、ベルトとケースの隙間を埋めたデザインになっています。また、ステップベゼルを採用して柔らかさを強調させています。リューズは薄めで且つ半分くらいケースに入り込んだ設計ですので、ケースの丸みを強調していますね。



ウルバン・ヤーゲンセンのケースはプラチナ、ローズゴールド、イエローゴールド、ホワイトゴールド製です。※今回のステンレススチールケースは例外。凹凸カーブが生み出すエレガントなフォルムは個別に鍛造されたティアドロップ形状のラグが取り付けられる中央、ドーム型のサファイヤクリスタルの風防を取り囲むベゼル、フラットなサファイヤクリスタルが施されたスクリューバックといった最大3つの要素から構成されています。
ティアドロップ形状のラグは個別に鍛造、熱処理が行われ、手作業でポリッシュの後、線が肉眼では全く確認できないような方法でケースに個別にろう付けされます。鍛造プロセスは5~8サイクルを要し、50トンの圧力の下、ティアドロップの一組が徐々にその最終的なフォームへと形成されていきます。しっとりとしたラグを作り上げるために、鍛造の各サイクルでは金属内のテンションを取り除く為に約800℃での穏和な加熱処理、そして冷却が繰り返し行われます。ラグをケースにろう付けするために必要となる温度は使用されている金属の融点に近いものであり、このような極めて難しい作業を全うできるのは熟練した職人のみです。この全プロセスには数日を要し、職人の手作業で行われる場合のコストが膨大になるという理由から今日ではほとんど行われていません。
しかし、ウルバン・ヤーゲンセンではこの作業はブランドの象徴的な特徴として今日でも大変重要視されています。 カタログ引用
【針】

「針のオバケ」と言われる程クオリティは他社を圧倒しています。


ウルバン・ヤーゲンセンの針は手作りです。針のアームは厳選されたスチールから切り取られ、完璧な形状とフィットを実現するために手作業で完成されます。金色の針は純金から作られています。粗粒から微粒のダイヤモンドサンドペーパーで段階的に丁寧に磨き上げられ、専用に成型されたヤーゲンセン社の企業秘密である特別な木材を使用し鏡面研磨された後、針はウルバン・ヤーゲンセンらしいブルーが出るまで熱処理されます。時針のアイレットは同心円状にダイヤモンドで磨かれた純金インサートであり、精密にフィットされることによってのみその位置を維持しています。針はダイヤモンドポリッシュされた純金の中央の芯に慎重にリベット付けされます。
ウルバン・ヤーゲンセンでは時代を超越した伝統への献身という哲学に忠実に時計作りが行われています。 カタログ引用
【グレナージュ文字盤】

グレナージュ文字盤はジュールコレクションとRef.1741(永久カレンダー)のみ採用されている文字盤です。手作りギョーシェダイヤル同様非常に珍しく見た目はマットホワイトです。
19世紀後半をその起源とするGrenageダイヤル。これが今日ほとんど使用されていないダイヤル製作技術であることにははっきりとした理由があります。職人の技量、忍耐、長時間にわたる集中力の微妙なバランスが要求される技術は、その難しさから諦められた技術の一つです。しかし、ヤーゲンセンではそこから生まれるものの価値が高く評価されています。
これはダイヤルを一枚づつ丁寧に作り上げていくプロセスです。ダイヤルは時計の80%を代表するものであるといわれ、それゆえヤーゲンセンでは手作りのアプローチにその大きな価値が見出されています。それぞれのダイヤルは純銀プレートに超繊細な数字やマーキングのエングレービングを施すことから始まります。エングレービングにはラッカーが手作業で満たされ、硬化プロセス後、溝内にその残留物を残しながらダイヤモンドサンドペーパーでポリッシュされます。Grenageの層は銀、塩、そしてその他の企業秘密である物質を含む混合物が徐々に各ダイヤルにブラッシングされ、形成されていきます。電気化学反応により表面には美しい真珠のような光沢、世の中に二つとない奥行きと粒感のある銀色の霜のような表面が完成します。 カタログ引用
【ホワイトゴールドアラビア数字】

これ程繊細で美しいインデックスは見たことがありません。
針同様細部まで手作業できちんと作られています。

丁寧に手作業でポリッシュされたカボションであるウルバン・ヤーゲンセンのホワイトゴールドアラビア数字は2つの個別の切断プロセスを経て手作業で配置されます。この数字にはエレガントな曲線を描く1930年代特有のスタイルが採用されています。 カタログ引用
【ムーブメント】

Ref.1140をはじめとする現行品は全て自社製ムーブメントが搭載されています。しかし、Ref.8-bigにつきましてはフレデリックピゲ社製cal.1160が搭載されています。自社製ムーブメントではありませんが、もともとポテンシャルの高い機械をベースにしていますので安心です。また、ローターは美しい手彫りが施された21Kが使われています。
ベースムーブメント:FPcal.1160
振動数:毎時28,800振動
石数:31石
パワーリザーブ:60時間以上
アジャスト:5ポジション

Ref.8-big
限定数:5本
ケース径:40mm
防水性:30m
¥2,376,000(税込)
※入荷時期3月中旬~下旬予定
ご不明な点等ございましたら何なりとお問い合わせ下さい。
本日もたくさんのご来店ありがとうございました。
明日もご来店お待ちしております。

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