久しぶりのご紹介です。
ｸﾛﾉｽｲｽのｵﾚｱ弊社ｵﾘｼﾞﾅﾙﾓﾃﾞﾙです。20本限定。
もう10年以上前になりますが代理店もまだﾜｰﾙﾄﾞさんの頃でした。
ｵﾚｱと言えばご存知の方もいらっしゃると思いますが、ｸﾞﾗﾝ・ﾌｰｴﾅﾒﾙ文字盤が特徴で非常に古典的な良い時計でした。
弊社ｵﾘｼﾞﾅﾙはｴﾅﾒﾙ文字盤では無く当時ｸｫｰﾀｰﾘﾋﾟｰﾀｰに使われていたﾎﾜｲﾄﾗｯｶｰです。
なかなか面白いですよ。この時計は。
ﾍﾞﾙﾄは新品のﾗｳﾞｧﾙ(ﾎｰｳｨﾝ社製ｶｰﾌ)のﾈｲﾋﾞｰに交換しています。
小傷はありますがUSEDとしては綺麗な状態です。
ｹｰｽ径は36.5mmと絶妙で、これくらいのｻｲｽﾞをお探しの方は非常に多いです。
長短針秒針は手作業で仕上げられたﾌﾞﾙｰｽﾁｰﾙ針です。
短針はｽﾍﾟｰﾄﾞ針ですね。
また、ｱﾗﾋﾞｱ数字を採用しています。
余談です。あまり知られていませんががｵﾚｱには様々なﾊﾞﾘｴｰｼｮﾝがありました。ｵﾚｱﾚﾃﾞｨは別としてｵﾚｱ(36.5mm)には手巻き、自動巻き、SSｹｰｽ、18KRGｹｰｽ、ｺﾝﾋﾞｹｰｽ、18KWGｹｰｽ、ﾛｰﾏﾝ数字、ｱﾗﾋﾞｱ数字、ﾌﾞﾚｹﾞ針、ｽﾍﾟｰﾄﾞ針等様々です。組み合わせには一貫性があり、自動巻きはｱﾗﾋﾞｱ数字+ｽﾍﾟｰﾄﾞ針、手巻きはﾛｰﾏﾝ数字+ﾌﾞﾚｹﾞ針でした。
ですのでこのｵﾘｼﾞﾅﾙﾓﾃﾞﾙは手巻きに対してｱﾗﾋﾞｱ数字+ｽﾍﾟｰﾄﾞ針を採用していますので普通とは逆な訳です。また所々でﾌﾞﾙｰを使って爽やかな印象にしています。
8時を「林」にしています。
また、ｽﾓｰﾙｾｺﾝﾄﾞの30秒位置を「1890」に変えています。
当時のｸﾛﾉｽｲｽは非常にｺｽﾄﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽが高く且つ細部にまで拘りをもった作りになっていました。
現行品とは結構違いますよね。
搭載ｷｬﾘﾊﾞｰはC.111です。
ﾍﾞｰｽｷｬﾘﾊﾞｰは1952年に発表になったﾏｰｳﾞｨﾝ700です。このﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄは1970年代のｸｫｰﾂｼｮｯｸの影響で製造中止となっていました。
しかし、少量ではありますがｽﾄｯｸを発見し、これをｸﾛﾉｽｲｽ社の方で徹底的にﾁｭｰﾝｱｯﾌﾟを加えてC.111となりました。
C.111(Base Caliber Marvin700)
ﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄ径：29.40mm
ﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄ厚：3.30mm
石数：17石
振動数：毎時21,600振動
ﾊﾟﾜｰﾘｻﾞｰﾌﾞ：約46時間
色々と資料が出てきました。
懐かしいﾗｲﾝﾅｯﾌﾟです。
この頃はｵｰﾙﾄﾞﾑｰﾌﾞﾒﾝﾄを搭載した時計が非常に多いです。これは現行品とは明らかに違う所です。
これは今回のｵﾚｱの付属品ですが、当時のｸﾛﾉｽｲｽは時計だけでなくBOXにも非常に拘りを持っていましていつか紹介しようと思っていました。
時計とは関係ありませんが、気が利いたBOXです。
Good
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