裸足-hadashi-

子供たちが小さかった頃は子供の面白ネタ。デカくなった今では、日々のおかしな出来事なんかを書いてます。

自分に問う「ばかなの?!」「ばぁーかなーのだぁ〜」

2021-04-24 09:15:00 | キャンプップ
2ヶ月ぶりのキャンプに行ってきました。

前回グループソロキャン行ってから、
もう2ヶ月???
はえーよー。

さて、今回お世話になったのは、
山梨県梁川の
月尾根自然の森キャンプ場。


梁川駅から徒歩20分て知らん人のブログに書いてあった。

がしかし、
今回もこの荷物


きっと20分では到達できない。

そして、8時ちょい過ぎの列車に乗ったら、
まあまあ通勤通学の人でいっぱいだった。
そか!平日だったー!
有給とって平日に来たんだっだ!

上野原あたりでほとんどの人が降りて、
一気にすいた。

そして梁川のホームに降り立ちました!
さて、エレベーターはどこかしら。
見渡すとひろがる
めちゃくちゃシンプルな駅のホーム。


ええええっ!!!



えっ、


エレベーターがない!!



うそーん。
どないしよー。

いやいやいやいや、
そんなもん、階段で行くっきゃないっしょー!

この階段の登りと下り。


帰ってからちょっくら
測ってみちゃったんですけどー
こんな感じになってます。


食料は食べ、
2リットルの水は飲み干し
それから測ったので、
行きはもうちょっと重たかったかも。

とりあえず、
まずはバックパックのみ背負って階段を上がり、上にバックパックを置いてから、戻って今度はカートを運ぶ。
両手で持ち上げて運ぼうと試みたが、
カートがミシミシ言って折れそう、、、

タイヤをついて、
一段一段、ゆっくり登ることに。
23キロを階段の段数と同じ回数持ち上げる。
ゴットン、ゴットン、と異様な音が、、、
下りはくだりで、
下に落ちるに任せたら、
ダダダダーっと大事故になりかねん。
やはり一段一段、持っては静かに下におろす、、を繰り返した。
ゴットン、ゴットン、
巨大な石の怪物が近づいて来るかのようなこの音。

やばーい、不審に思って
駅員さんが来ちゃうー!


いやいやいやいや、
梁川の駅、
無人駅でしたー!
誰も来ませんでしたー!

この時誰もいない梁川駅の構内で、
人知れず、孤独で過酷な戦いが繰り広げられていたのです。(笑)

ようやっと地面に辿り着き、
橋を渡っていざキャンプ地へ!



橋から見た景色


反対側も



途中ででかいモフモフしたアブみたいなのが来たので、
急いでこれを装着!


きっ、気づいてくれるかな

さて、橋を渡ってからは、
まあまあの登り坂。
徒歩20分なんて絶対無理とは思ってたけど、
普通に歩いてもキツそうな登りを、
この荷物を持ってあがる、、、
初めてくる場所だから、
あとどのくらいなのかわからない。
もう果てしなく感じる。

そのうちに、ゴーロゴーロゴーロとカートを引きながら、10歩くらいで立ち止まって休みを入れないと前に進めなくなる。


イメージ


なんやねんこれ、
まぢか!
どんだけやねん!

と、心の声が関西弁。
いま、弱虫ペダルを見ているので、
鳴子くんや、御堂筋くんの関西弁がうつっている。

「よーし!ケイデンス、あと30あげてー!」
とおのれを鼓舞してみるが、
やはり10歩あるいては休暇なのである。

やっと!
看板にたどり着いた



とりあえず荷物を下ろして休憩ー!



汗でマスクはびしょ濡れ。
アブがしつこく追ってきたので
オニヤンマくんを帽子につけた。



ここからは、
未舗装のでこぼこ道。
くだっているようだ。

あ!
ヘビいた!


どこにいるかわかるかなー?
真ん中辺の木の幹をするするーと
登っています。



到着しました!
管理人さん等いなくて、
予約した方はご自由に的な貼り紙がしてあったので、勝手にやらせてもらう。

人は少なくて、まだあちこちあいている。
テクテク歩いて良さげな場所を探す。
ハンモックに良さそうな木もあってー、、、

ここに決めた!



新しいハンマーと、
村の鍛冶屋のペグデビュー

鍛造ペグは重いので、テント用で絶対必要な4本だけ持ってきた。
ひとうち、カーンとやったら、
いきなり紫色の美しい塗装はげる。
まあはげるでしょうけど、
落ちるよねー、こういうのー。



こんな感じになりました。



ヤカンクンデビュー


ヤカンでバリスタ気取り(笑)

それから今回めちゃ重宝した100均アイテムがこれ!



テーブルの下に設置した
メッシュの物入れ。
本当は大きめの折りたたみチェアの下に取り付けるものらしいが、
テーブルにつけて、
ウェットティッシュや、キッチンペーパー、
コーヒー、着火マン等放り込んで使いました。
テーブルの上がすぐいっぱいになるのを緩和。

気づけばお昼も過ぎて、
お腹も空いていた。

メスティンと固形燃料でご飯を炊いて、
レトルトのバターチキンカレーでランチ






うふふ
失敗(笑)

半分ほど炊けてない。
メッシュテントの中にいた虫を追い出したりしてバタバタして、ふと見ると、
「あれっ?もう消えてる???」

この前家で練習したときの固形燃料は、
もっと長く燃えてた。

どうも敗因は、この固形燃料の個体差にあるようだ。

もう一度タフまるジュニアで温め直したら、
3分の2くらいは食べられた。




動くと汗が吹き出すような陽気。
12キロの荷物のせいで、首や肩がいたくなって、車酔いしたみたいに気持ちが悪かった。
これ、重たいバックパックででかけると
だいたい出る症状だ。
このまま頭痛にならないようストレッチして、
ハンモックで昼寝して、
そのあとテントの中でも昼寝。


前後メッシュにしても、
何もかけなくても昼寝できるような陽気。
本当に静かで贅沢な時間。

このキャンプ場、
ハンモックの聖地とも呼ばれていて、
ハンモックを張れる木立が多い。
この日私を入れて5組ほどで、
ほとんどがソロ。
話し声もないし、それぞれがそこそこ離れていたので、他の人が視界に入ることもほとんどなかった。
知らん人のブログにも、
穴場、隠れ家、すいてる、なんてのが多かったけど、それも今は平日だけの話みたいで、
先週土曜日一泊の予約をとろうとしたら
いっぱいだった。


16時ごろになっても、
管理人さんが集金にこない。
薪が買えないと困るので、電話してみた。
これから集金に行くと言うので、
薪が欲しいとお願いした。

炊事場にいたら、
薪をぶら下げて管理人のおじさん登場。

私のテント、メッシュテント、ハンモックを
指差して、
「これもあなた?」
「これもあなた?」
「これもあなた?」
と、指差し確認。

「これ全部ひとりで持ってきたの???」

と驚かれる。


無事に薪を購入できたが、
日が落ちてきてもなかなか寒くならず、
19時近くなって、やっと火をつけた。

ハンモックに座って焚火を眺める。


ロープライト点灯

メスティンでご飯を炊きながら
焚火で調理。


冷凍して持ってきた、
鶏肉を炒める。
ごはんは、、、


大成功〜
今回は固形燃料が30分以上燃えてました。



焚火を眺めつつ
晩飯食べて、
ハンモックに座って友達とLINEで会話。
ときおり木々の隙間から、
遠くを走る列車の光がキラキラっと見える。
キャンプ場の街灯はひとつもなくて、
トイレも常備灯はない。
夜のトイレがかなり不気味。
ヘッドライトで探しながら行かないと
真っ暗でわからない。
けれど、それはそれで夜の野外感増し増しで良い。

前回の2月のキャンプでは、
寒くて寒くて、とにかく焚火にへばりついていて、そのあとさっと寝袋に直行!!!
ってなってたけど、
これだけ暖かくなってくると、
焚火から離れて、
テントの中でも過ごせる感じ。

焚火を消して、
寝る体制でテントの中でゆっくりする。
全然寒くないので、
半身寝袋に入って座って動画を見たりしてました。

なに、全然楽勝じゃんこれ、
と、持ってきたあったかマットを出すと
しまうのが面倒と思ってセットせずに寝袋で寝ました。

テントを設営する時には、見ただけではわからなかったけど、
すこーし地面が傾斜していたらしく、
頭の方を高くして寝ればさほど問題ないと思ったのに、これが意外としんどいものなのね。
横になっても、なんとなく体の重みを感じる。
足の方にに引っ張られてる感じ。
エアマットと寝袋がツルツル滑るので、
知らない間に、足元の方へジリジリとズレているような、、、

微妙な傾斜、落ち葉が降り積もっていて気がつかなかった。
今後はよく気をつけよう。

それにしても、
私のテント泊の睡眠はあまりよろしくない。
ぐっすり眠れているとは言えない。
やはり、エアマットと寝袋がすべるせいで、
寝返りうつときにすごく気を使う。

そして横向きになったと思ったら、
背中側になったファスナーがビーっとあいてしまっていたり、、、

それで何度も目が覚める。

今回はそれに加えて傾斜があったので、
なおさら、何度か寝袋から出てガッサー位置をなおしたりした。

それでも断続的には寝てましたが、
寝袋から出てもそんなに寒くなくてよかった。

それでもやはり夜中の4時近くにブルブルってなって目が覚めた。
昼間の暖かさの残りも尽きて、
すんげー寒くなってた!
慌ててあったかマットを取り出してバッテリーをセットした。
そこからはぬくぬく眠れましたとさ。

チェックアウトは11時。
ソロでこれだけの荷物を展開していると、
撤収にも時間がかかる。
起きてから11時なんてあっという間なのである。
それに加えて虫や落ち葉を大量にお持ち帰りしないように片付けるのは手間だ。

あらかじめ延長料金を払って、
延長させてもらうよう、管理人さんにお願いしてあった。
というわけで、朝は結構のんびり7時過ぎに起きた。
きっちり朝ごはんも作って食べる。


ソーセージと野菜を炒め、


菜箸にさし刺してパンを焚火であぶる。

ボチボチと片付けながら、
コーヒー入れたりしてくつろぎつつ過ごす。
11時を回ると、他の人はチェックアウトしてしまい、気がついたら完ソロ。
ポカポカ陽気のしずかーな山中を満喫。


オニヤンマくんガイロープにとまらせておきました。

メッシュテントを撤収するため、
ハンモックの方にオニヤンマくんをとめておきましたら、
いかにも捕食されるよね、っていう虫が
すぐ近くにしれーっととまってた(笑)

なんやー、あかんやつやー(笑)

と、オニヤンマくんをつまんで、
プーンとこの虫の目の前から近づけてみたら、
ハッとしてプーンと飛び去った!
本当にハッとしたかどうかはわからんが(笑)

撤収もひとりでやると重労働。
汗だくになりながら、虫のお持ち帰りをしないように注意深く払って畳む。

メッシュタープで羽虫や蛾は阻止できたのだが、落ち葉のなかから、キレイな黄緑色のシャクトリ虫みたいなのが上がってくるのは止められなかった。
おそらく土の中で卵から孵って、
通常ならとにかく近くの木を登り、
木の上で成長するのだろう。
とにかく上へ!と置いてある荷物でも、お構いなしに登ってくるのだ。
見つけるたびに小枝に移して、それを遠くへポーン。
これ何十回もやりましたー。
1センチないくらいの糸くずみたいなもんなんだけど、連れて帰りたくはないよねー。

そして、やっぱ荷物多いよなー。
まだ蚊はいなかったし、
メッシュテントはいらなかったかもなー、
これを無しにしたら、、、、
タープ無しもいいけど、
これからは直射日光が暑いし、
雨が降ったら外におれんしな。

じゃあ、テント前の前室部分を最大限に大きく展開したらどうだろう?

と、時間に余裕があったので
メッシュテント、ハンモックを撤収した後にやってみた。


ポールを三本も使用しているが、
かなり広範囲に広がってる。

ひとりなら、イスとテーブルがカバーできる。
今度はテントだけでやってみようかなー。

だって、だって、
ほんとに荷物が多いから、
これから帰るとき、またあの駅の階段地獄が
まってるんだもーん😭



さて、この場所にお別れして、
気合い入れて帰路につきます。

下りは登りより楽は楽でしたが、
やはり、肩に食い込む12キロと、
腕にかかる10キロの重みはキツい。
そしてキャンプ場から舗装道路までの山道は、
うっかりするとカートの勢いで沢に落ちてしまいそうだ。なかなかに疲れていて、反応が若干遅いし(笑)
舗装道路に出てからは
カートを引くのではなく、前に出してみた。
いい感じに下っていくけれど、方向を制御するのが難しい。
しかし、車なんて全然通ってないし、
まあいいかーと、あっちゃこっちゃ、
カートのすすむがままに蛇行しつつおりていく。

途中で会ったばあさまに、
「ひと財産だねえー」と驚かれる。
あーそうだね、こりゃもう家を持って移動するヤドカリだわー(笑)



途中おかしなところに蛇口が、、、


むふ。どんなシチュエーションで使うのか。



菜の花畑。


美しい山と
のんびり動く雲。

そんなこんなで
はい!駅に着きましたー。


はい!これ登りますぅー。

来た時同様、
ゴットン、ゴットン、、、と一段づつ。
どうかカートが壊れませんようにと祈りつつ。

やっとの思いでホームのベンチに落ち着くと、
キャンプ場を出てから1時間がたっていた。

それから20分ほど待って電車に乗り込み帰ってきました。
地元駅から自宅までは、
とにかくベンチがあったら絶対座って肩の重荷を軽くして休む!を繰り返しながらどーにかたどり着きました。

帰ったらもうとにかくシャワー。
汗とか埃とか葉っぱとか虫とかついてたら洗い流さなきゃ!
そして、こりゃあ明日筋肉痛で出勤できないかもしれん!と、すぐさま、痛い部分、痛くなりそうな部分にシップを貼りまくる。
筋肉の疲労が激しすぎて体温が下がり、
ガクブルになったうえに、
シップがスースーするのなんの!
スースーすぎてよけい寒いわ!
ストーブつけて布団に入ってガクブル。

あちゃー、これ明日仕事行けるかなーー。
と心配しつつ、ちょっと寝たらまあまあ元気。
日頃の筋トレのおかげで、たいした筋肉痛にもならなかった。


が、しかし!
これ車でシューっと行って楽しくキャンプして車でシューっと帰ってきてたら、
たいした苦労はない事だよな、、、
今のこのやり方でキャンプ、、、
ほんと、何か限界に挑戦するトライアル競技なのか?!ってほど筋肉酷使キャンプ。
この歳で、もうそうそう長くは続かねえな。
と今回も課題山積み。


うわー、すんごい長くなった!
長すぎて何日にもわたって書きました。
読んでくれた方ありがとう!


◆月尾根自然の森キャンプ場の情報◆
(2021年4月現在)

ホームページなどで積極的に宣伝する意思はなさそうなキャンプ場なのか、
情報があまりない。
そして、あっても古い。

ちなみにチェックインは9時
チェックアウトは11時でした。

料金は入場料500円
テントひと張り500円
でした。

あと車の人は駐車代もかかるのかな。

私は電車と徒歩なのでわかりません。

薪などの販売はない、と知らん人のブログに書いてあったけど、ありますよ。
前はなかったのかな。
ひとたば500円でした。

お水が自慢、たくさん飲んでいきなさいと、
管理人さんが(笑)


街灯ひとつもないので、
ランタンや、ヘッドライトがないと、トイレに行くのも大変です。