低身長

もうちょっと前の話になりますが、
長男（5年生10才）の個人面談の際に、
担任から「養護の先生から低身長ではないかと言われています」と言われました。

「低身長？」

たしかにうちの子、学年で一番チビだけど、それを今更なんでしょう？

低身長って言葉、知ってました？
私は聞いた事ありませんでした。
よく母子手帳や、学校でもらってくる身体測定のカードなんかにのっている、
成長曲線を表すグラフをみたことがあると思います。
（サンプルを探したけどいいのがなかった。低身長についてはこちらに書かれていました。http://www.suita.saiseikai.or.jp/kakehashi/syounika/no-2/teishincho.htm）


その曲線の正常範囲の中にうちの子の曲線が入っていないから低身長であるというのです。


長男は超未熟児というやつで、産まれたとき1270グラムしかありませんでした。
それでも内臓機能等問題なく、ただ小さかったけれど、保育器にもたいした時間入っていませんでした。
産まれた当時の小児科では、中学校くらいまでは小さいが、
成長曲線の中に入っていなくても、同じようなカーブを描いて成長していればいいと言われていました。
つまり、いきなり横ばいにならず、成長し続けていればそのうち追いつくという感じ。
実際長男の曲線は、正常エリアから数センチ低いくらいの位置で、
ずーっと登っていっています。

そんなわけで、とーっても小さい5年生ではあるけれど、
そのうち伸びて追いつくだろうと、まったく心配していませんでしたので、
「低身長かもしれないので、検査を受けて下さい」と言われてびっくり。
「はぁ」ってな感じで、ちょっとカチンともきましたが、
ただ単に背が低いというのが「個性」ではなく、
そこに病気がかくれているケースがあるらしい。
まあ、それを心配して養護の先生もわざわざ気にかけてくださったことだし、
検査ではっきりするのなら受けてみましょう、ってことで、
ネットで低身長について検索してみて、適切な病院を探し、予約。



検査は、血液検査と手のレントゲンのふたつです。
実際に背が低い子の中で1割程度に「成長ホルモンの異常」というのがあるそうです。
それと甲状腺ホルモンの異常。
それらが血液検査をすることで判明します。
（他の原因として染色体異常の場合は、容姿に顕著に現れるので、初見でそれは違うとわかります。）

甲状腺ホルモンの異常であれば、経口薬で治療ができるそうですが、
成長ホルモンの場合、毎日ホルモン注射をうつ治療となります。
それは中学卒業くらいまで続くらしく、
金額にして年間50～60万円くらいかかるらしいのです。

金額も「わお！」だけど、
それよりなにより、毎日注射をうつって、これ、ものすごく大変だと思いました。
もちろん毎日病院には行けないので、親が注射の練習をしてうつわけですが、
日々の生活の中で、毎日注射をうつってすごく大変なことですよね。
旅行にいったりもするわけだし、体調の悪い日もあったりするだろうし。
お金は、パートに出てでもなんとかするけど、毎日注射はめっちゃしんどいなーと思いました。
でも、内心は、異常なんてなくて中学くらいになったら成長期が来て、それなりに伸びるだろう、と、あまり心配してませんでした。







で、結果は「異常なし」。
手のレントゲンで、骨の年齢がわかるらしいのですが、
長男は10才にして、骨は6才くらいなのだそう。
つまり、今回の場合、骨の成長が遅いのはよいことであって、
みんなより4年なり遅れて成長期や思春期がやってくるだろうということです。

成長期が遅いのには「オクテ」ってのも関係あるらしいよw
「お父さんやお母さんはオクテでしたか？」って聞かれたよw
うん、確かにオクテでした（笑）
そして長男は幼稚です～～～～～（＾＾；A）







しかし、検査を受けにいった日に、
もし成長ホルモンに異常があって成長期がこないとしたら、
150センチくらいまでしか伸びません。と医者に言われました。
150センチはさすがに考えちゃうな。
150センチだと、いろんな意味で選択肢がかなり減るだろうし、
俳優になっても特殊な役しかまわってこないやん、それこまるわ（笑）