北九州市の門司区は明治期に開港され130年ほど、当時の面影がちょっと上海にも似た港町の趣があります。
1.門司港駅
大正3年(1914年)に旧門司港駅として開業されました。
木造のルネッサンス様式の駅舎は昭和63年に駅舎としては初の国の重要文化財に指定されました。
平成31年に創建当時の姿に復元され、門司港ルネッサンスを代表する建物です。
2.バナナのたたき売り発祥の地
駅前の桟橋通は輸入バナナの「叩き売り」発祥の地とされています。
3.旧大阪商船門司港支店
旧大阪商船は明治17年に設立された海運会社です。門司港支店は大正6年(1917)に建てられました。
当時は台湾・中国・インド・欧州へ一か月60隻もの客船が出航していました。
一階は待合室、二階は事務所として使われており、国内外の旅行者でにぎわっていたそうです。
現在1階は「わたせせいぞうギャラリー」、2階は貸しホールとなっております。
4.旧門司港税関
明治42年(1909)に開設された門司税関の庁舎で、明治45年に建築されました。
現在内部は休憩所や税関のPRコーナーになっています。
5.北九州大連友好記念館
かつて国際航路で結ばれていた中国大連市と昭和54年に友好都市を締結しました。
その後15周年を記念し、ロシア帝国が明治35年に大連市に建築した東清鉄道汽船事務所を複製し建てられました。
6.大連友好記念館の説明
現在1階は中華レストラン、2階は休憩施設となっています。
7.門司港レトロ展望室
高層マンションの31階高さ103mに展望室があります。
8.関門橋の眺め
関門海峡に架かる関門橋の全貌が眺められます。後ろの山は下関市の「火の山公園」の展望台。
関門橋と並行して海底トンネルがあり、下関市まで歩行者道路を歩いて行けます。
9.布刈(めかり)第二展望台からの眺め
布刈公園へ車で登れば関門海峡展望の門司側のベストポイントです。
10.布刈第二展望台の「源平壇ノ浦合戦の壁画」
第二駐車場の壁画は「壇ノ浦合戦」を題材にしたもので、眼下の関門海峡の下関側が古戦場となります。
11.旧門司港三井倶楽部
大正10年(1921)に三井物産の接客・宿泊施設とした建築されました。
翌年にはアインシュタイン博士が全国講演で来日した際に宿泊しています。
現在外部は修復工事が行われていましたが、レトロなレストランで「ふぐ雑炊」をいただきしました。
撮影:iPhone12
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