上海下町写真館2014

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日本最古級の稲作集落跡「板付遺跡」(2):福岡市博多区

2023-06-24 06:00:00 | 故郷の風景

集落跡の西側に発掘された道具などを展示する「板付遺跡弥生館」があり、市民に開放されています。

 

1.板付遺跡弥生館

板付遺跡から発掘された土器や稲作道具などが展示されています。

 

2.板付遺跡のジオラマ

水田は上の田から下の田へ水が流れるような構造だそうで、3000年ほども前から現在と同じような稲作方式を行っていたようです。

 

3.土器による年代推定

同時に発掘された土器などで年代が推定されますが、まだ確定はしていないそうです。

 

4.板付式土器

板付遺跡で発掘された土器は縄文式と大陸文化が融合しできたものと考えられています。

 

5.夜臼式土器

福岡県粕屋郡新宮町にある夜臼(ゆうす)遺跡から発見されました。

西日本の縄文時代の終わりを代表する縄文土器の一つだそうです。

 

6.出土した農具類

大陸系の磨製石器です。稲作技術と一緒に伝わっとされます。

 

7.耕す

複製された木製の農具類は使用場面によっていろいろな種類があります。

 

8.織る

機織りの技術も伝来したようです。

 

9・板付遺跡の年代推定

甕棺に副葬された朝鮮半島製の銅剣や鏡などの青銅器から甕棺のおおよその年代が推定されました。

弥生前期は年代の決め手となる渡来系の遺物は少ないが、福岡県福津市今川遺跡では、板付 I式土器の時期に(中国)遼寧式銅剣から作った「鏃:やじり」や「鑿:のみ」が出土しており、

紀元前4・5世紀と考えられているとあります。

 

撮影:CANON EOS  RP + RF24-105mm F4-7.1 IS STM

 


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