旅行会社やバス会社が悪いわけではない。
ホテルが悪いわけでもない。
天気は、まあしかたがない。
しかし、ばあばの自己管理能力のなさと投げやり癖にはボケているとしか思えない。
とりあえず集合場所でバスに乗り高速を走り
駒ケ岳のパーキングで休憩し、
またまた走り
ここで休憩件お弁当の積み込み
こんな地図も配られた
今から行く白駒の池
バスの中で弁当を食べろというので弁当を食べた。
しばらく走って
なかなか趣がある。
を歩いて行くと
があり、その前には
と
がある。
そしてぐるっと池のまわりには遊歩道が
ここまではよかった。
きょうは予定はこの後軽井沢チーズ工房に寄り、後はホテルでのんびりの予定でウキウキしながら
バスに揺られていたのだが、途中の山道でばあばの様子がおかしい。
よく見るとハンカチで口を押さえている。
「どうした?」
と言うと
「気持ち悪い」
と言う。
慌ててショルダーから“ オムツが臭わない”袋を出してひろげてやった。
そしておしぼりを取り出して横を見ると
ゲロゲロが袋に入っていないではないか!
袋の中にすれば何も問題はないのに、それで口を押さえるもんだから
座席やらバッグやら帽子やらに・・・。
もう!
前に一度あったらしいがゲロ吐いて突然倒れる、というアレか?
その時は脳も何も異常なしと言う事で原因不明だった。
慌てて持っているタオルやらおしぼりやらで拭き取り、持っている袋を全部出して
ゴミと洗濯物に分けてガタガタしている間にチーズ工房に着いたので
トイレに連れて行く前にコンビニか薬局を探したが、時間がない。
みんなが降りた後、汚れたポロシャツを脱がせてウインドブレーカーを着せて座席を拭き
(着替えはトランクに入っていて運転手さんもどこかへ行ってしまって開かず)
とりあえずトイレに連れて行って手とゲロがつい(拭き取ったけど)バッグを洗わせた。
そのままバスはさらに山道をうねうねと走って
(もう大丈夫、とか言いながらまた吐いた・・・その時は袋をしっかり開けて広げて持ってやった。
目を離すとまたわざわざ閉じて外へ出す羽目になるので。
気持ち悪くなるのは仕方がないが、袋を出してやってるのにわざわざ口元で押さえてどうする?
そのまま中にベーっとやってくれれば匂いもシャットアウトできるし汚すこともなかったし、
周りに嫌な思いをさせることもなかったのに。
まわりの方々はさぞかし迷惑だったろうなあ。
何も言わずにいてくれたことに申し訳ないなあと思いながらようやくホテルに着いた。
「ちょっと運転手さんに言ってくるわ。」
と言ったら
「そんなん言わんでもいいら。」
とか言う。
ばかか?
アホか?
ボケたのか?
「何言っとるの!」
と言いながら運転手さんにお詫びをしつつごみの処分を頼んだ。
全く、他のお客さんがいるということを考えていない。
呆れてしまった。
部屋に入ってから着替えさせて休ませ、少し説教をした。
「みんな気がつかんふりをしてくれてるんだで申し訳ないとか思わんのか?」
「体調が悪いなら悪いでそう言っといて!だったらお弁当じゃなくてもっと他に考えたのに!」
「自分の体調がいいか悪いかくらいわかるら?一緒に行く人間にはそれくらいの事を言うのが
当然だに!」
「だってそんな事わからんだもん!」
「私ゃあカミサマじゃないだで、あんたの体調なんかわからんだで!」
そして、ばあばの荷物を開けてビックリ。
「私ゃあ何にも持ってきゃせん!」
といつもの宣言をしていた通りパンツと靴下以外タオル1枚入ってない。
しかもおぱんつが7枚も8枚も。
何これ?
ぱんつ10枚も持ってどこへ行くん?
ばあばは着替えを絶対に持って来ないとわかっていたので あくる日の着替えを一式、
ホテルの部屋やお風呂へ行くのに着る着替えを一式、
それらも汚れたり雨で濡れたりした時のために、もう一回何とかなるように
ショートパンツとTシャツ一式とか靴下とか。
持って行ってよかった。
おしぼりも、ビニールの袋も。
持って行ってよかった。
いつも「何でそんなもの持ってく?そんなもんいらんじゃん!」
とバカにしたように言ってるくせに、もしなかったら本当に困っただろ!
と言いたい。
あくる日はチャツボミケ公園
野反湖
何も見えない。
花も笹も綺麗!
帰りは白根山の際を通ったので、そこを登ってみたいなあとか思いながらバスで延々走り続けた。
残念ながら駐車場が工事中で入れず中止。
ホテルからここまでは上信交通と言うバス会社の小型バス2台で別れて移動だった。
さすが、運転うまい。感じもよく、面白く楽しく行けた。
しかし、ばあばの昨日の事があるので今日はありったけのビニール袋と
おしぼりをリュックに入れて持ち込んでいた。
昨夜フロントでプリンスホテルの売店に酔い止めを買いに行きたいんですけど(高原ホテルの売店で聞いたらプリンスホテルの売店にしか置いてないと言う事で)
遠いですか?
と聞いたら歩いて10分ほどかかります、と言うので
じゃあ、明日朝行ってきます、と話していたら「今夜10時過ぎでよければ1人こちらに降りてきますので
持たせますけど。」
と言う事でお願いをして置いたら連絡をくれたのでフロントへ受け取りに行った。
助かった。
自分も頭痛がし熱っぽい気もしたので酔い止めを飲んで行った。
(こんな事は初めてだ)
ばあばが落ち着きのない行動をするとビクビクしていた。
「窓が開かんのが嫌だ。」
とか言い
「風に当たりたい。」
と、言いたい放題。
「観光バスは窓が開かんから嫌だ。」
とかわがまま放題。
ひねくれてるんじゃない!
帰りもあちこちで休憩しながら(時間は短い)帰って来た。
ここは何度来てもいいところ。
今回は色々な人にご迷惑をおかけしました。
同乗された方々には本当に申し訳ないなあとおもいます。
それについて何も感じないばあばには全く怒り心頭、ああなったら人間おしまいだ。
人に気が使えなくなったらボケる、またはボケたから気が使えなくなった、と言えるのか。
とにかく自分は年取ってもああはなりたくない。
ところで、万座温泉最高!
近かったらいつも行きたいところです。