終戦直後、
日本の歴史学界には、占領下の中で、民主主義の名のもとに、マルクス主義経済史観が非常な勢いで入りこんできました。
日本の歴史学はその中で形成されたといっていいでしょう。
現在では直接「マルクス主義」という名を聞くことはまれになりましたが、その残滓は確実に残っております。
多くの学会の歴史観の基本となっており、そのため今の若手研究者でも、無意識のうちに、特定の方向性に導かれてしまっております。
したがって、それらと史観を異にする学会がつくられなければならない、
唯物論的な経済史観、階級闘争史観とは異なった日本史観による、あらたな日本の国史を形成し、議論する場としての学会をつくらなければならない、と強く感じ、「日本国史学会」を創設するに至った次第であります。日本国史学会 発起人田中英道(東北大学名誉教授)小堀桂一郎(東京大学名誉教授)中西輝政(京都大学名誉教授)竹田恒泰(皇学館大学講師)
「日本国史学会」などと聞くと、何か権威のある団体のように思うが、単なる極右団体。竹田恒泰が経営する株式会社竹田恒泰事務所」と同じ住所に事務所を置いている。そんな団体の主張を仰々しく報道する産経新聞。メディア・リテラシーがないと、簡単に騙される。https://t.co/NnMTfcICSw
— Holmes#世論の理性 (@Holms6) June 9, 2020
「現在の生活や社会の在り方といったものは歴史に規定されています。そのため現状の問題点を考え、それを変えようとするならば、歴史に立ち返る必要があります。様々な可能性があったなかで現在があるという感覚をしっかりと持ち、現状を相対化する視点を持つこと。それが歴史観を磨くということです。これは、フェイクニュース、プロパガンダ、誇張、ねつ造といったものに対抗する力にもなります」