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PKOの更なる先としての、有志連合。或いは、WHOは今や「燃やすごみ」

2020-05-31 19:43:12 | 国際政治
の続き。

冷戦終結後、国連が主導権を持つかに思われた(少なくとも、90年代SFアニメの世界では、国連の存在感はかなり大きく描かれていた。例えば、
第二波の北九州市。未だ第一波のドイツ。 で紹介した「機動警察パトレイバー 2 the Movie」 の冒頭シーンでは、国連軍が登場)。

ところが、国連組織は設立後数十年を経て、すっかり硬直化していた。
国連本部ビルのように補修工事すれば、何となる状態ではなかくなっていた(例えば、職員の採用が決まるまでに一年以上は珍しくない)。
しかも、公用語への翻訳作業に億単位。
大抵の外交官は英語使える時代なのに……
そして何より、国数が多すぎて、意思決定に手間が掛かる(≒飲食や贈答につぎ込む費用が掛かる)。

これらの事情こそ、

WHO総会に参加された武見議員が、
にて、
米国は元々、WHOと距離を置き、批判も加えてきた。ただ、それは、西アフリカでエボラ出血熱が広がった際の危機管理対応が遅かったとか、ジュネーブの本部に人材が集中して非効率な官僚主義に陥っているといった、体制や組織のあり方への不満だった。

とコメントされた背景。

さて、以上のような弊害を踏まえて、九十年代以降の世界は、
より効率的な仕組みを編み出しました。

それが多国籍軍であり、有志連合
湾岸戦争やテロとの闘いで出てきたフレームワークです。
やりたい国だけが参加し、
やりたい国だけで遂行する。

WHOも同様のフレームワークを使っている。


で盛んに紹介されている各種プログラム
やりたい国や組織がカネを出し、
そのカネで人を動かし、
プログラムの目的を果たそうとする。

にて、紹介したWHO財団は、


だけでなく、

WHO版有志連合

という色彩も持ち合わせている。
さて、プログラムやら財団やらを設立され続けると、
はたと気付くことがある。
それは、

WHOって必要か?

という疑問。
公衆衛生や医療分野では、
NGOによる活動は今や珍しくない。
その手のNGOにカネを撒くだけで十分ではないか。

しかも、統計データの解析や公開は、主要国の研究機関・政府機関・民間シンクタンクにもできる(しかも、WHOよりも安上がり)上、国際基準の策定は、学会にもできる。

そもそも、WHOが抱える仕事は、赤十字や(国連専門機関の)ILO、世界銀行、IMFとも被っている(実際、世界銀行、IMFはWHOのプログラムに多額の資金援助をしている。国連ファミリー内の資金移動、無駄な動きです)。
 

なのに、なぜWHOを存続させる必要があるのか。
WHOの中の人たちの私腹以外に、WHOの存在意義があるならば、教えていただきたいものです。


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